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第125回  工房の ぬ る ぽ ハ ン マ ー   その2

 「病は気から 女は愛嬌 そして僕は途方に暮れる」

〜前回までのあらすじ〜
突然輝豸雄達のものになった”ぬるぽハンマー”
世界を破滅させる事が出来ると言われている”ぬるぽハンマー”!
輝豸雄達の明日はどっちだ!?〜





輝豸雄たち3人は、途方に暮れて、、、、いなかった。

「ぬるぽハンマー だってさ。
 ダッさい名前〜。」
「そうかなぁ。 まぁ、格好よくも無いけどさ。
 それにつけても、大きい割に軽いよね。」
「そんなトンカチ格好良くないよ。
 見て、見て、このステッキ!昨日、まんだらけで買ってきたんだよ。 ” レリーズッ! ”。」


  

「どうする?」
「どうしよう。」
「どうしたの?二人とも?」

  「とりあえず、何か叩いてみるか?」
  「そうだねぇ。」
  「ぼ、ぼくを叩いちゃ嫌だよ。」

     「う〜ん、何を叩こうか。」
     「そうだなぁ。」
     「あれはどう?」

麝弐猪が指差す方向には、
青色の球体が転がっていた。

「じゃ、輝豸雄、よろしくな。」
「え〜、僕が叩くの?」
「潰れちゃわないかな?」

  「さぁ、やれよ、輝豸雄。」
  「嫌だよ、僕。」
  「”ぬるぽハンマー”って叫びながら叩くんだよ、きっと。」

     「早くしろよ、輝豸雄。」
     「甘栗こそ、先にやってよ。」
     「”光にな〜れぇ〜”でも良いかも、掛け声。」





さて、人生は、分岐の連続。
貴方なら、どうする?

      輝豸雄が叩く →  こっちへGO!
      甘 栗が叩く →  こっちだぜ!