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「人間、迷ったら、負けだ!
人生はいつだって、地底GoGoGo!だ!
血を吐きながら続けるマラソンだ。」
輝豸雄は、迷っていた。
「さぁ、やれよ、輝豸雄。」
「だいじょうぶだよ、輝豸雄くん。」
「う、、、うん、、、。」
輝豸雄達の前には、野生のスライムが何も知らずに戯れていた。
「輝豸雄!」
「輝豸雄くん、絶対大丈夫だよ。」
「そ、そうかなぁ。」
「さぁ、さぁ、。」
「輝豸雄く〜ん、がんばって!」
「う、う〜ん。」
輝豸雄は、無責任に囃し立てる二人を見た。
その4つの瞳には、”興味津々”という、四字熟語が映っていた。
「はぁ。」
輝豸雄は、少しだけ、溜息をついた。
「輝豸雄、頑張れ!」
「がんばって、輝豸雄くん。」
「もう、本当に、勝手なんだから。」
”仕方ない、ごめんな。 お前に罪は無いのにな。” 輝豸雄はぬるぽハンマーを振り上げた。
「ぬ、ぬるぽハンマ〜〜!」
ペチッ!
輝豸雄の ” 爆裂ぬるぽハンマー ” が、炸裂した。
辺りは、光に包まれた