本文へスキップ

絵のちからが平和のこころをかきたてる 

   高知と「満洲」


高知県の満蒙(満洲)開拓団

高知県は戦前に旧満洲(中国東北部)との縁が深かっ  た県です。農業移民「満蒙開拓団」は10,482人で、人口比では全国3位(1.4%)と多く、職業移民を含めると県民の100人に1人以上が満洲へ渡った計算になります。これほど移民が多かった背景には、山がちで農地が少ない環境があり、昭和恐慌の影響を強く受けて人口に対し、食料生産が追いつかない経済問題がありました。移民の歴史は、戦後の山林開発や過疎化、中国残留婦人の問題ともつながっており、現代の高知を考えるうえでも重要なテーマです。また、敗戦後の日本への引き揚げの過程で、過酷な逃避行や収容所生活により約2,000人が亡くなっています。

満洲開拓団・満蒙開拓青少年義勇隊(高知県関係)のこと






c
王希奇「一九四六」高知展実行委員会