民事訴訟通達事務局

「ヘルヴェルト・フォン・けろよん」さんからの投稿
「NY」さんからの投稿
「佐久鯉太郎」さんからの投稿
「いちろう」さんからの投稿
「ゴルァ」さんからの投稿
「おなかいたっ」さんからの投稿
「ドンジョバンニ」さんからの投稿
「ミルカン」さんからの投稿

■「ヘルヴェルト・フォン・けろよん」さんと「NY」さんから、相次いで「民事訴訟通達事務局」からの架空請求について投稿していただきました。
 
 では、まずは「ヘルヴェルト・フォン・けろよん」さんからの投稿です。

 今日私あてにも、あやしーーーはがきが届きました。
 貴サイトを見て「やっぱりな」とホッとしてます。
 
 文章は、ほかの方が既に投稿していらっしゃるので省略させていただきます(手抜き?)
 
   豊島局 9/17 (8−12)
 
  「通達書」の日にちが平成17年9月7日
 
   訴訟番号 平成17(イ)0691号
 
   裁判取り下げ最終期日平成17年9月21日
 
   0120−754−406(管理課) 9:00〜18:00
   土・日・祝・・・休日
   〒107−0052 東京都港区赤坂6丁目10番3号
   法務局認定法人 民事訴訟通達事務局
 
 まず、通達書の日にちからかなり経ってから、これをよこすのが胡散臭いですね。それで、取り下げ日が21日! あおってるな?

■次は「NY」さんからの投稿です。

 初めまして
 
 先ほどうちに「民事訴訟通達事務局」からハガキが来ていました。最初は驚いたのですが、全く身に覚えがないしとにかく調べてみようとネットで検索してたどり着きました。
 
 投稿されたいた文章とほぼ同じですが、消費料金 と変えてあり、住所は港区赤坂、電話はフリーダイヤルになっていました。
 
   訴訟番号 平成17 イ 0392号
 
   東京都港区赤坂6丁目10番3号
   法務局認定法人 民事訴訟通達事務局
   0120−754−406
 
ポイントは夫の名でなく私の名前だったことです。 そこでちょっと思ったのが、この夏初めてテレビの有名通販番組で物を買ったこと。(N本直販)
 ここから住所と名前が漏れたのでは…と、今までこんな事はなかったので思ってしまいました。

■おそらく、お二方とも「民事訴訟通達管理事務局」をご覧になって、「ほかの方が既に投稿していらっしゃる」「投稿されたいた文章とほぼ同じ」とお書きになっておられるのだと思いますが、一応「民事訴訟通達管理事務局」と「民事訴訟通達事務局」と、名前が若干違っておりますので、別ページにさせていただきました。
 
 消印の日付と「裁判取り下げ最終期日」とやらの間にあまり時間が無いようにしてあるのは、どこかに相談されたら困る、色々調べられたら困るからですね。
 一発芸どころか、雰囲気だけで笑わせる瞬間芸(しかも出来はすこぶる悪い)という感じでしょうか。
 
 ところで、架空請求の対象となっている未納料金の名前について、当サイトで把握しているものから、その変遷を辿ってみる事にします。
 
  「電子消費者料金」
      ↓
  「総合消費料金」
      ↓
  「民法指定消費料金」
      ↓
  そして今回「消費料金」
 
 架空請求にもいろいろ派閥や流行があるようなので、一概には言えませんが、とりあえず「シンプル イズ ベスト」の方向に落ち着いてきたみたいですね。
 
 もう少し的を絞って「電子登録料金」とか、
 ちょっとデジタルなカンジで「IT総合消費料金」とか、
 ちょっぴりマイナーなカンジで「特商法指定消費料金」とか、
 いっそのこと必殺あわせ技!で「民法指定総合電子消費料金」とか・・・架空請求業者のバカさ加減全開な名称を期待しているんですが・・・。
 
■名簿の流出ですが、「住所の末尾にアルファベットを付加」「名前を一字変更」などの小細工をしなければ、流出元は確定できないと思います。それこそ、思いもかけないところで個人情報が漏れていることなんて、ザラですからね。
 私のところに来た架空請求は、全部旧姓で実家に届きました。一体何年前の名簿を使っているのか、そんなに昔の名簿がどこまで使用に耐えるものか、疑問はつきません・・・。

(2005.10.2)

■「佐久鯉太郎」さんからも投稿をいただきました。

 民事訴訟通達事務局より
 総合消費料金未納分訴訟最終通告書
 訴訟番号(イ)408615-31号
 裁判取り下げ最終期日 本書到達後3営業日以内
 03-5940-6692(訴訟管理課)平日9:00〜20:
 〒170-0005 東京都豊島区南大塚1-60-20
 
 この種のハガキ4枚目で無視

■上の二つとは住所が違うので、別グループの犯行じゃないでしょうか。
「本書到達後3営業日以内」というのは、「架空請求ハガキ小ネタ集 民事訴訟通達管理組合」と同じですね。
 部品をパッチワークするなら、もっとマトモな材料を使用して欲しいものです。

(2005.10.19)

■「いちろう」さんからも投稿をいただきました。

 私の義母宛にですが、民事訴訟通達事務局からはがきが来ました〜。
 
 住所は東京都千代田区麹町6−5
 
 電話は0120−089−799(管理課)だそうです。
 
 受付時間が9時から18時までで、土日祝日はダメ。
 
 訴訟番号が平成18(ホ)第3294号。
 
 請求内容は、消費料金でした。
 
 本郷局からの消印で日付が5月9日の19−24。
 配達日は11日で、その日家に帰ったのが20時。
 最終期日は5月12日となってて本当に相談できないような仕組みとなってます。
 
 義母が連絡しそうな勢いだったので、あわてて取り上げた次第。
 第一、民事訴訟だったら連絡が来るのは裁判所からだ。
 それ以前に、訴訟の前に督促状が来るはずだ。ただし、利用していたらだけど。などなど落ち着いて説明しました。
 
 まだ、こんなはがきがくるとはびっくり。
 忘れた頃にやってくるんだなぁと改めて思いました。

■差出人名称が同じですが、上の投稿から半年以上経っていることや、電話番号やら住所やら色んなものが違っているということから、おそらく別グループの仕業ですね。
 ってか、半年経っても進歩が無いというのはアカンやろ・・・。いや、それ以前に、半年経ってもまだこんなバカな犯罪をしているというあたりが既に・・・。
 
 いい加減、架空請求の手口も有名になってきていると思うんですけれど、市井と悪徳商法マニア界(笑)を比べてはいけませんかね。
 より一層の周知徹底を図りたいところです。

■「ゴルァ」さんからも投稿をいただきました。

 私の実家にも旧姓で届きました。情報は少なくとも20年前の名簿かと。
 法務局認定法人 民事訴訟通達事務局たんより
 民事訴訟最終通告書(プ
 でも、実家の母はかなりびっくりしていて、電話するといっていましたが断固阻止し、事なきを得ました。
 内容はみなさんがあげられているのと全く同じなので省略しますが、住所と電話番号は以下の通りです。
 
 〒102-0083
 東京都千代田区麹町6−5
 電話 0120−089−799(管理課)
 
 5/16朝届きましたが、訴訟取り下げ最終期日は5/18です。2日しかないじゃん、知らないお年寄りなんかはあわてちゃいますよね。
 
 このサイトがあってよかったです。もちろんそのような身に覚えの無い旧姓宛の催促なんて無視しますが、こちらのサイトのおかげで更に安心することができました。
 自宅から速達で母が送ってくれてますが、それが届いたら消費者センターへもって行きます。撲滅を願って。

■民事訴訟通達事務局たん・・・(笑) 「たん」をつけても、全然かわいくねぇ(笑)
 
 上のいちろうさんのものと同じハガキですね。で、到着日が五日違い。沢山発送するのに五日もかかっているのか、それとも後から入手した名簿を使って五日後に再チャレンジというのか、なんにせよ、同一犯は間違い無いでしょう。
 
 二十年前の名簿とは・・・以前に「浪速のラストサムライ」さんからいただいた投稿のケースと同じく、当サイト内での架空請求ハガキの中では最古の名簿です。
 しかし、それだけ古い名簿だと、宛先不明で返送されてくるハガキも多いでしょうね・・・。んで、それを郵便局で一枚辺り五円払って新品ハガキに換えてもらってたりして。・・・想像すると、なんだか情けなくなってきます・・・。

(2006.5.17)
(参考)
この他の、ゴルァさんの投稿は以下の通りです。
「民事訴訟通達管理機構・「ゴルァ」さんからの投稿」

■「おなかいたっ」さんからも投稿をいただきました。

 思いっきり、笑わせて頂きました。
 民事訴訟通達事務局からの民事訴訟最終通知書。
 我が家に届いたのは、訴訟と利下げ最終期日(平成18年6月15日)の前日、14日。
 葉書の上部の日付は平成18年6月1日。
 で、消印が小石川で18年6月12日。
 ありえねーつーの。
 駄目だね、日付が合っていないよ。
 法律取り扱う仕事してるのかい?
 多分、法律知らないのね。いや、その前に一般常識知らないね。
 自宅に届いているので、何かあってからでは遅いので、一応最寄の消費者センター電話して記録残して置くつもりですが、その前にネット見て大笑い。
 もし本物だと内容証明等で来るよね。
 電話番号が0120-089-799って書いてあるから、電話してからかうのも一興かもね。
 それにしても調べてから出した方が良いよね。
 私、これでも日本の証券市場の仕組みを作り出している所で働いているので、多少は分かります。
 明日の職場での良いネタです。

■上のいちろうさんゴルァさんのものと差出人自称名と電話番号が同じということは、同一犯でしょうね。
 あれから一ヶ月。まだ懲りずにやっているということは、
 
1.あまりにボロイ仕事で、くせになってしまってやめられない。
2.あまりにショボイ仕事で、元をとるまではやめられない。
 
 さあ、一体どっちなんでしょうね(笑)。

(2006.6.25)

■「ドンジョバンニ」さんからも投稿をいただきました。

 民事訴訟最終通達書
 訴訟番号平成18年(ト)第2号××××
(文章は、皆さんが投稿されている文書とほぼ同じですから省略します)
 訴訟取り下げ最終期日平成18年8月24日
  0120−031−909(管理課)
 電話受付時間9:00〜18:00(土・日・祝祭日を除く)
 
 〒102−0071 東京都千代田区富士見町1−21−1
 法務局認定法人 民事訴訟通達事務局
 
 ご苦労様です。今時このような在り来りの文書でビビルと思っているのでしょうか。というより、ハガキ代を使うだけでもご苦労様。馬〜鹿

■馬〜鹿(笑)。いやホントに。
 ありきたりの上にどうしようもない駄文だから・・・。
 詐欺を行うにしても、もう少し努力とか学習とかすればいいのにねえ。
 
 ま、おかげ様でこうやって笑いのネタにする事が出来るわけですケド♪

■「ミルカン」さんからも投稿をいただきました。

 郵便ポストにこんな葉書が入っていてビックリしました。
 
 
 民事訴訟最終通達書 訴訟番号平成18年(ト)第3号9061
 
 この度、ご通知致しましたのは、貴方の納付されていない消費料金について契約会社、又は運営会社から民事訴訟として、訴訟の提出をされました事をご通知致します。
 以降、下に設けられた訴訟取り下げ最終期限を経て裁判手続きを開始させて頂きます。このままご連絡がなき場合には原告側の主張が全面的に受理承諾され裁判後の措置として裁判所による執行証明書の交付のもとに給料差し押さえ、及び動産物、不動産の差し押さえを裁判所執行官の立会いのもと強制的に履行させて頂きますのでご了承下さい。
 訴訟内容及び、訴訟取り下げ等のご相談に関しましては受付時間内にて受け賜っておりますので局員までお問い合わせ下さい。尚、書面での通達となりますのでプライバシー保護の為、ご本人様からご連絡頂きますようお願い申し上げます。以上を持ちまして最終通告とさせて頂きます。
 訴訟取り下げ最終期限 平成18年9月5日
 
 0120−031−909(管理課)電話受付時間9:00〜18:00(土・日・祝祭日を除く)
 〒102−0071東京都千代田区富士見町1−21−1
 法務局認定法人 民事訴訟通達事務局
 
 
 という内容のものでした。
 何故、期限1日前に最終通達が来るんでしょう? というか、お金払ってないと言うなら、民事訴訟の最終通達の前に督促状、請求書などが来るものでしょう。
 
 こんな葉書出す暇があったらまじめに働きなさいよと思いませんか?
 
 以前にも架空請求の葉書来たことがありますが、その時は初めてで焦って警察に行きましたが、2度目になると余裕も出てきて、この葉書どうしようと言う感じです。
 でも初めてこのような内容の葉書届いたら、パニックになって電話してしまう人もいるんでしょうね。そしてカモにされてしまうという。
 我楽多倉庫のようなサイトがあって良かったです。

■架空請求ハガキが世に現れてから、色んなパターンの文面が登場してますが、これは「民事起訴管理事務局」とか「民事訴訟通達総合センター」とか、そのあたりのハガキと同系列のようですね。
「執行証書の交付」というカギカッコ付きのミステリアスな単語(笑)が消えているというあたり、また新しい一派(笑)の誕生かもしれませんが。
 
 文章や内容のオカシサについては、上記の「民事起訴管理事務局」や「全国消費者通告センター」から、ハガキ文面の起源を辿ってみてください。
 もう、あらかたツッコミ尽くしてしまったので・・・。

(2006.9.5)

■当サイトに寄せられた、架空請求ネタの記事の一覧は、「体験談総目次 不当請求・架空請求」にあります。ご参考にどうぞ。
 
 また、架空請求ハガキの名称を並べてみました。「架空請求ハガキ考」でそのバカさ加減を堪能してくださいね。