伝票が濡れてしまったので

■ペンネーム「涼」さんからの投稿です。

 こんにちわ。
 
 先日続けざまに個人情報を聞き出す電話が会社にかかってきたので、投稿させていただきます。
 
 
 1件目。
 
私 「はい、○○(会社の名前)の涼です」
業者 「あのー。私佐○急便のものですが、御社にお届けする荷物なんですが、会社名は解るんですが誰宛かが伝票が濡れてしまった為に読めないんですよ…。
 役職は部長様なんですが……。御社の部長様のお名前、教えていただけますか?」
 
 佐○急便は、伝票が濡れていようがなんだろうが、ウチ宛の荷物と解ったら、何も言わずに持ってきますw
 なので、すぐに個人情報を聞き出そうという電話だとわかったので、冷静に対応させていただきました。
 
私 「…当社には部長が何人も居ますので、全員をお答えするのは…。
 読めなくても構わないので、持ってきて頂けるだけで結構です。因みにどちらからのお荷物ですか?」
業者 「……送り主様も読めなくて…。読めるのは御社の名前と電話番号と、「部長」と書いてある所だけなんです〜。
 とりあえず、御社の部長様の名前を誰でも良いので教えていただけますか?
 
 雨は、キレイに会社名と電話番号・役職を残して、濡らしたようです。その部分のみに、防水加工でもしてあったんでしょうかw?
 
私 「………荷物を配達していただけるだけで大丈夫です。
 それとも、本人に手渡しというような配送に変わったのですか?」
業者 「……じゃぁ、結構です」ガチャ。
 
 
 2件目。
 
私 「はい。○○(会社名)の涼です」
業者 「スイマセン。先程御社に荷物をお持ちしたんですが、ちょっと荷崩れを起こしてしまったんですが、その時に、手伝ってくれた営業さんがいたんですよ。
 で、是非お礼がしたいのでお名前を教えてほしいんです。
 20代くらいの方だったんですが……」
 
 さすがに私も、2軒目のこーゆー電話だったので、仕事が忙しくてイライラしてたのも手伝い、
 
私 「うちの会社に、そんな優しい営業は一人も居ません」
 
 と、言い放ちガチャギリしました(笑)。
 いや、実際居ないんですが…(-。-) ボソッ
 
 
 
 ですが、この2件の電話。
 ………どちらも、同じ声だったんですが……(笑)。
 電話番号も、履歴を見たら一緒でした。
 
 手を変え品を変え、業者さんも大変ですよね。

■涼さんから、二回目の投稿です。ありがとうございました。
 
■もはや、伝統的とも言いたくなる様な、ステロタイプな聞き出し方ですね。
 
「伝票が濡れてあて先の名前が読めないのですが、役職が○○の方のお名前を・・・」
「荷崩れを助けてくれたお礼をしたいので、○○歳ぐらいの社員さんのお名前を・・・」
 
「○○といいますと、もしかして、山田ゴンザロスですか?」
ボンゴレでも可)
 
 ・・・すると、山田ゴンザロスさん宛てに勧誘の電話が来るのでしょうか・・・(笑)
 
■昔、社宅に住んでいたときに、宅配業者を名乗る不思議な電話を受けたことがあります。
 
「そちらのお隣の方に、荷物が届いているんですけど、お名前が読めないんです。ご存じないですか?」
 
 ・・・場所わかっているんだったら、持って来たらええやん。いや、それより、なんでウチの電話番号知っているわけ? 
 
 頭の中をクエスチョンマークがぐるぐると回っている私に、さらに
「日中いらっしゃらないんでしょうか、電話をかけているんですが、全然出ないので・・・」
「はぁ。よく知りません」
「念のために電話番号も教えていただきたいんですが」
「え? 知りません」
「じゃ、お隣の方のお名前を・・・」
「知りません」
「え? お隣ですよ?!」
 
 なんで、テメーに詰問されにゃいかんわけ?
 それに、名前がわからないって言うのなら、表札を見に来たらいいわけだし。電話で隣人に訊くかぁ? 大体、電話をかけるなら、まず送り元だろう。
 やっぱり怪しい。怪しすぎる。
 
「だって、知らないんです」
 すると、自称宅配業者、電話をガチャ切り。
 
 当時はまだ悪徳商法マニアなんかではなかった私は、その後しばらく「困っている宅配業者さんに追い討ちをかけてしまったかも」と少しばかりの罪悪感を感じていました。ああ、なんて初心なんでしょう(*^_^*)。

(2005.10.11)
(参考)
この他の、涼さんの投稿は以下の通りです。
エリートサラリーマン参上!
オートロックの勝利