心斎橋(or梅田)の「服とか扱う店」

■ペンネーム「ふうう」さんからの投稿です。

 中学生への教材販売を読んで思い出したことですが、20代OLへの店舗案内の電話が一時期頻繁にかかってきていました。
 かかり始めた頃はまだ高校生で一番頻繁にかかっていた時期は大学生…そして社会人になってからは全くかからなくなったという不思議な電話です。
 学生である旨を伝えると残念そうに切ってくれるので相手が”本当は”何の目的でかけてきたのかは不明です。
 
 私は関西在住なのですが大抵は心斎橋や梅田に新規オープンしたお店の案内でした。
 電話をかけてくるのは頭の悪そうなおそらくは若いであろう男性です。
 
 以下のやりとりを見て心当たりのある人、あるいはこの電話の真意が何なのかをご存じの方がいたら教えて欲しいです。
 -----(夜間を狙って自宅の電話にかけてきます)-----
 
私 「はい(妹もいるので教材販売の電話も多く、ウチは相手が名乗るまで名乗りません)」
男 「あ〜●●さんいますかぁ〜?」(名字ではなく下の名前で聞いてきます)
私 「私ですけど? どなた様でしょうか?(馴れ馴れしい態度頭の悪そうなしゃべり方にイライラしながら)」
男 「あ〜●●ちゃん? 初めまして〜こんな時間に電話してゴメンね〜」
 
(謝るなら電話してくるなよ! と言うかこの時点で”ちゃん”ですか…あきれます)
 
私 「何ですか? 勧誘か何かですか?」
男 「あ〜勧誘とかじゃないの。オレ、心斎橋で服とか扱う店で働いてるのね。それでさ〜●●ちゃんは心斎橋とか行く?」(名乗ってるようで名乗ってないのが非常識ですね)
私 「あ〜心斎橋ですか? たまにいきますけどね。何? 何の勧誘?? それともセールス?」
 
(心底ウザそうな対応をしているのですが…)
 
男 「う〜ん…勧誘じゃなくってさぁ〜今日は心斎橋に新しいお店がオープンしますよ〜ってことでみんなにお知らせしてるんだけどね。●●ちゃんは普段どんな服きてるの?」(用件を言わずに会話を盛り上げようと頑張ってます)
私 「服? 平日は制服だし、休日はダルイのでラフな服ばっか着てますけど?? ジャージとか」(相手が頑張ってるのに自分のテンションが下がる一方なのが面白くて苦笑いが混じります)
男 「え?? 制服??? あ〜そっかー制服のある会社なんだねーハハハ」(制服と聞いて驚くアホ男)
私 「は? 仕事?? 私 高 校 生 なんですけど? コレってどんな名簿見て電話してるんですか? あーもー時間ムダなんで切りますよー」
男 「(手のひらを返したように話を終わらせようとしてきます)あ、本当に大切な時間とっちゃってゴメンね〜」
男 「実はね、社会人さんに向けての電話だったんだよね〜あ、一応お店の名前だけ言っとくね! 心斎橋のXXXXだから! うん。そう。じゃ、●●ちゃんが社会人になった頃に電話するね〜!」(お店の名前は忘れましたがひとりでしゃべって勝手に納得して切りました)
 
 -----(電話終了)-----
 
 お店の名前は毎回違ったような気がしますが、基本的には自称”心斎橋(あるいは梅田)の服屋”で働く若い声の男がかけてきます。
 馴れ馴れしい話し方と”●●さんいますかぁ〜?”に何も知らない親は友人からの電話だと勘違いして電話をかわってくれました。
 どんな場所から電話しているのか、早口でしゃべる男の後ろからは同じ様な内容を話す他の男の声が聞こえてきます。
 お店の紹介と言いながらいろいろと質問してくるのですが内容は毎回同じで「心斎橋(または梅田)にはよくくる?」「ふだんはどんな服きてる?」です。
 
 残念ながら当時の私には遊び心がなかったのでこれ以上は話しが進みませんでした。
 
 最初にかかってきたのは高校3年頃で、一番頻繁にかかってきたのは大学2年生の頃でした。
 この頃は週に2〜3回の頻度で電話があり、ブチきれた父が
「ウチの娘にどんな用事があるんやぁ〜? アァ?? 何度も電話してきやがって! 娘はもうでぇへん言うてるからワシが聞いたるわい! まずは名乗れや!!」
 とドスをきかした声ですごんだところ二度とかからなくなりました。
(すごむ父のうしろで爆笑する母・私・妹がいたことは幸いバレなかったようです。そしてドスの効いた声とは裏腹に笑いをこらえるのに父が必死だということも…)
 
 電話の真意がまったくわからないので(おそらく勧誘かセールスですが何を売りたいのか見当も付かないですね)多くの人の目にとまるようにと投稿させて頂きました。

■ふううさんから4回目の投稿です! ありがとうございます。
 
■まずは、お父さん Good job! ネィティブ関西人の関西弁は、迫力がありますからね♪
 
 さて、謎の「服とか扱う店」ですが、「とか」って何やねんというツッコミは後回しにして、私はこの手の電話を受けたことが無いんですよ。
 時代のせいなのか(苦笑)、たまたま名簿がその業界に回らなかったせいなのか・・・ともかくも、友達と話題にもしたことがないので、さっぱり正体がわかりません。
 誰か、このページをお読みの方で、正体を知っている!とか、この後の展開はこうダ!とかいう方がいらっしゃいましたら、ぜひともコメントをお願いします!
 
 ・・・それだけではあまりに味気ないので、私なりに限られた情報の範囲で推理をしてみようかな。
 
 まず「学生には用がない」というポイント。
 高校生なら未成年。未成年というと飲酒不可と喫煙不可と未成年者取消ですか。
 見知らぬ人間をイキナリ飲み会に誘おうってんじゃなければ、何か契約(それも、小遣いの範囲を超える、保護者に知れると無条件に取り消されるような)を結ばせる目的が隠されているんじゃないでしょうか。
 また、成人していてもやはり「学生には用がない」のならば、これは間違いなくローンが組めないからでしょう。
 
 お店の案内を口頭で伝えたところで、時間が経てば忘れてしまうのが人間ってもんです。わざわざ電話してくるということは、「案内」より積極的に、その電話で呼び出しをかけようとしているのだと思われます。
 口実は不明ですが、例えば電話口で仲良くなれたら「僕のお店を見に来てよ」とか、「キャンペーンでお得」とか・・・。ああ、まんまアポイントメント商法(若干デート商法風味)ですね。
 
 でも、目的を隠して呼び出しを掛けるのは、特商法違反です。そんな危険を冒してまで、またいちいち電話をかけて手間隙かけてまで呼び出して、何かを契約させようってんですから、それはおそらく利益率の高い(言い換えればボッタクリの)契約なんでしょうね・・・。
 
 そうなると、一見原価が不明だったり一般的な価値が定まっていない商品でないと、ボッタクるのは難しいですから、有名ブランドの服や雑貨なんかは売れませんね。
 完全オーダーメイド!だったり、マイナーブランドだけどそのうち有名に!なパターンだったりすると、少しはふっかけられるかな?
 
 いや、「服とか」ですからね。アポイントメント商法にメジャーな毛皮や宝石が待っているのかもしれません。これら商材も、素人には一見価値がわからないので、販売員側に有利な商材の代表選手ですから。
 
 さて、解答や如何に。

(2006.3.23)