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信越地方のお気に入りの場所へ8月下旬に再び出かけました。前回は7月下旬。
時の経過が、昆虫達にどんな変化を与えているのか、興味津々で観察しました。
このページでは、夏の終わりを生きるトンボたちの様子を紹介します。
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アキアカネは依然高原の草原で避暑生活中でした。
猛暑の夏だから下界に下りるのはもう少し先に延ばそうと言うことでしょうか。
(湯の丸高原 8/23) |
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下界への移動を躊躇させているのは、依然衰えを見せない夏の陽射しの様です。
きらきら輝く翅がその証明です。
(湯の丸高原 8/23) |
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色を失った夏の花。対照的にオスの身体は鮮やかな紅色に染まっていました。
(妙高高原 8/24) |
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山裾にある水田地帯は、強烈な陽射しを受けうだる様な暑さに包まれていました。
多くのトンボは、水田脇の雑木林など日陰になる場所に身を潜めていました。
これは日照りの中で頑張る少数派の内の一頭です。
(上田市 8/23) |
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雑木林で一番多く目にしたのがマユタテアカネでした。綺麗に色づいたこれはオス。
1ヶ月前に訪れた時にはこれほど見事な紅色を目にすることはありませんでした。
時の経過が染め上げた成熟の色です。
(上田市 8/23) |
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比較的華奢な身体付きのマユタテアカネですが、顔つきは結構凄みがあります。
サングラスをかけたちょっと怖い人って言う感じでしょうか。
(上田市 8/23) |
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草の穂の向こうから興味深げにレンズを眺めているこのトンボは?。
トンボ曰く 翼端に浮かび上がった黒色の斑紋を見りゃ一目瞭然でしょ・・
・・我こそはノシメトンボなり・・って言う程偉そうなトンボではないですが。
(上田市 8/23) |
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華奢な身体付きのマイコアカネのメス。舞子さんになぞらえて付けられた名前です。
体が赤く染まり顔がお白粉を塗ったみたいに色付くオスは更にそれらしい印象に・・
残念ながら今回そのオスとの出会いは叶いませんでした。
(上田市 8/23) |
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あぜ道で出会ったオツネントンボ。渋い枯れ色の身体が妙に目立っていました。
成虫のまま冬を越せるこのトンボにとって、この色は冬枯れの自然への擬態の筈。
緑多い今の時期は逆効果になってしまっている感じです。全季節対応は中々難しい。
(上田市 8/23) |
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通り雨寸前。蒸し暑さの中で見たクロイトトンボの水色にほっと一息。
色の鮮やかさが1ヶ月前に見た時より一層増している様に感じられました。
高原の短い夏に合わせた成熟でしょうね。
(妙高高原 8/24) |
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信越の旅で良く目にした光景がこれ。電線に目をやると大体こんな感じでした。
それにしても凄く見晴らしが良さそう。
広々とした場所に住むトンボは皆幸せそうだなぁ・・
(上田市 8/23) |
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Digital Camera: NIKON D60/AF-S VR NIKKOR 18-200mm(2nd & 11th image),
NIKON D90/AF-S VR MICRO NIKKKOR 105mm(other images),
Exp.Date:
2010/8/23 - 24 at Nagano & Niigata(長野、新潟)
(c) 2010 Toshio Someya All rights reserved. |
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