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東京の昆虫レポート2011
”風にも負けず”
ヒメマルカツオブシムシ、キマダラハナバチ、ムシヒキアブ、キリギリス幼虫
撮影・掲載:2011/5/16(5画像で構成)
ここのところ強い南風の吹き付ける日がやたら多い様に感じます。
爽やかな風と言えなくもないけれど、昆虫観察者にとっては余り嬉しくない状況です。
昆虫の居る花や葉っぱがゆらゆら。接写ではそれがより一層増幅されてしまいます。
しかし贅沢は言っていられない。僅かな風の止み間を待って撮影しました。
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今日見た中での最小甲虫がこれ。ハルジオンと比べてもいかに小さいかが判ります。
名前はヒメマルカツオブシムシ。カツオブシムシと言えば衣類の大敵じゃないの?。
その通りなんですが、布地等を食い荒らすのは幼虫の方。成虫は花の蜜専門らしい。
甘い蜜を沢山吸って、やがて産み落とすのは・・何れにしろ困った奴ではあります。
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ハルジオンは人気抜群の花。小さいのも来るけど、大きいのもやって来ます。
ちょっとスズメバチ似で危ない雰囲気のこれは、キマダラハナバチの一種。
ヒゲナガハナバチの巣に産卵し、育てさせちゃうと言うから、何とも厚かましい。
そう言えば、鳥の世界にもホトトギスなんて言う図々しいのがいましたね。
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花には来ないアブがいよいよ登場。ムシヒキアブの一種が葉っぱで待機中でした。
花に来る昆虫を捕らえて、体液を吸い取っちゃうと言う恐ろしい奴です。
出会う度に嫌〜な気持ちになります。この風貌はどうしても好きになれません。
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カメラを持った不審な奴がうろうろすれば、そこの住人が警戒するのは当然のこと。
と言う訳で ”警戒されてます” の画像を一枚。
細い草の穂の向こうに潜んで、こちらをうかがっています。さてその正体は?・・
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隙を見て横に廻り込んで見たらこうなっていました。
キリギリスの幼虫が、細い草になりきる為、身体を目一杯伸ばして隠れんぼ中でした。
それにしても長い脚です。脚だけはもう立派に成虫なんじゃないかと・・
体形の方がそれに追いつくのもそう先のことではない様に思えます。
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Digital Camera: RICOH CX4(2nd & 3rd image),
OLYMPUS E-620/ZUIKO DIGITAL 35mm MACRO(other images),
Exp.Date: 2011/5/16 at Tokyo(東京)
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved.
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