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プリンタサーバーの設定

これも samba の機能を使いますが、先にプリンタの定義ファイルを編集します。/etc/printcap というファイルを開き、次の行を探してください。
# Generic printer:
lp:lp=/dev/lp0:sd=/var/spool/lpd:sh
"Generic printer" というコメントの通り、汎用的なプリンタの設定です。先頭がプリンタ名で、後ろに ":" で区切ってコマンドを並べます。ほとんどのプリンタはそのまま使えますが、必要に応じて次のコマンドを追加してください。

コマンド 機能
mx#0 デフォルトではバッファサイズが制限されているので、大きなデータを出力すると途中で止まる場合があります。このコマンドでバッファを無制限にします。
sf プリンタによっては、白紙が1枚余分に出力される場合があります。このコマンドの追加で直ります。(理由は知りませんが...)

プリンタ名を"lp"以外にしたければ、"|"で区切ってエイリアス(別名)を設定しておきます。例えば、

lp|DeskJet930c:lp=/dev/lp0:sd=/var/spool/lpd:sh:sf:mx#0
とすると、プリンタ名は "lp" と "DeslJet930c" のどちらでも使うことができます。

ここでsambaの設定に戻ります。"PRINTER"の設定画面に入り、"Create Printer"ボタンの横にある空欄に、"lp" か上で設定したエイリアスを入力し、"Create Printer" をクリックします。

項目 説明 私の設定値
comment 共有プリンタに表示されるコメント。 なし
path プリントデータをスプールするディレクトリを指定します。 /tmp
guest account "guest"ユーザーのユーザー名を指定します。Linuxマシンの全ディレクトリを操作したいなら、"root"を指定します。 root
guest ok "guest"ユーザーのアクセス可否を設定します。 Yes
hosts allow アクセスを許可するホストを指定します。 192.168.0.

入力したら、"Commit Changes"をクリックし、 "STATUS" を開いて "restart smbd" と "restart nmbd" を順にクリックします。これでsambaが再起動し、WindowsマシンからLinuxマシンに接続されたネットワークプリンタが見えるようになります。


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