わんだふる ニュージーランドアルプス (7)

  1.プロローグ 
  2.ニュージーランドへ向けて出発 : 12月22日(日) 
  3.マウント・クック山麓へ : 12月23日(月) 
  4.マウント・クック山麓(セアリー・ターンズ) : 12月24日火) 
  5.マウント・クック山麓(フッカー谷) : 12月25日(水) 
  6.ミルフォード・トラック(グレイド・ハウスへ) : 12月26日(木) 
  7.ミルフォード・トラック(ポンポローナ・ロッジへ) : 12月27日(金) 
  8.ミルフォード・トラック(クインティン・ロッジへ) : 12月28日(土) 
    ミルフォード・トラック(クインティン・ロッジへ) : 12月28日(土) 続き
  9.ミルフォード・トラック(ミルフォード・サウンドへ) : 12月29日(日) 
  10.ミルフォード・サウンドとクライストチャーチ : 12月30日(月) 
  11.さよならニュージーランド・アルプス : 12月31日(火)
 

                                             
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10.ミルフォード・サウンドとクライストチャーチ : 12月30日(月)

 12月30日。6時過ぎに起床。長旅のせいかやや疲れが残るものの、気分、体調ともに完璧である。天気は薄曇りであったが、そんなに寒くはない。今日は、ミルフォード・サウンドのボート・クルーズ観光をした後、バスと飛行機を乗り継いで、テ・アナウ、クィーンズタウン経由でクライストチャーチへ行くことになっている。
 まず荷物を整理し、スーツケースとザックにまとめた。今までは山の中のトレッキングが主体のため、おみやげはほとんど買っていないので、入国時と比べても荷物はあまりかさばっていない。7時に朝食をとり、食後はホテルの前の海岸を散歩し、ゆったりと過ごした。

 8時45分、ホテルを出発し、昨日着いた港へ向かった。クルーズの名前は’The Milford Sound RED BOART Cruise’であった。何故’RED'かというと、船が赤いからのようであるが、ミルフォード・サウンドにはあまりふさわしくないように思った。’BLUE'が周りの景色にぴったりのような気がする。この港は、フィヨルドの最奥部となっており、外海までの往復およそ2時間のクルーズである。
 ボートが出発する頃には、空も晴れ渡り、風もなく、おだやかなクルージングとなった。船の両側は鋭い岩壁となり、あちこちから水が流れ落ちていた。外海に近くなったところで、ドルフィンが群れをなして泳いでいるのを観察することができた。カメラは望遠ではないので、大きな姿を撮影できなかったのがやや残念であった。

Milford Sound

 

 また、大きな岩の上には数頭のアザラシが大きな体を横たえて、日向ぼっこ?をしていた。どうやら、観光用に飼いならされているように見えたが、どうなのだろうか?でもとにかくかわいらしい感じがして、観光客は皆大喜びであった。楽しい2時間のクルージングであった。
 10時40分、港に帰港。すぐに、大型バスに乗り込み、テ・アナウ(Te Anau)に向けて出発した。道はルート94と呼ばれ、途中難工事であったといわれるホマー・トンネル(Homer Tunnel)を通る。バスの広いホリフォード渓谷を下りながら、一路テ・アナウへと走った。途中の休憩場でランチが配られ、昼食をとった。

あざらし Hollyford Valley

 テ・アナウでは、5日間我々を安全かつ快適に案内してくれた3名のガイドさんとお別れとなった。本当にありがとう。これで、4泊5日のミルフォード・トレッキングは完結である。本当にすばらしいトレッキングだったと思った。一部のメンバーはここで解散し、お別れとなった。残りは、ちょっと休憩をとり、再びバスに乗って、クィーズタウンへ向かった。15時30分、クィーンズタウン空港に到着。クィーンズタウンの町は、湖畔に面しとてもきれいな町だったので、少し時間がとれたらなーと思ったが、飛行機はすぐに出発とのことであった。残念!!16時15分、クィーンズタウン空港を出発、17時5分に、今日の宿泊地であるクライストチャーチ空港に到着した。
 飛行場からバスに乗り、ようやくホテルに着いたのは、18時であった。クライストチャーチも空が晴れ渡り、空気が乾燥していて、とても爽快であった。夕食を早めにとり、夜といってもまだ明るいが、念願の?市内観光とショッピングのために、街へ出た。街はとてもきれいで、街中を小川が流れ、観光用にゴンドラが運行されていた。小川の周りは緑の芝生と木々が生い茂り、散歩道が通っていた。川沿いのレストランはオープン・テラスとなっており、多くの観光客?が青空の下で食事を楽しんでいた。車は少なく(市電が走っている)、ショッピング街も適当に賑わい、安心して街中を歩くことができた。



11.さよならニュージーランド・アルプス : 12月31日(火)

 今日も快晴となり、少し暑いくらいの感じがした(今までが寒過ぎたのだと思うが)。食事をとってからすぐに市街観光に出た。我々は、タクシーに乗り、モン・ヴェール(Mon Vale)という、昔の富豪の屋敷で、いまは公開されている公園に行った。緑の芝生と、木々に覆われており、とてもわんだふるであった(東京の古河庭園のような感じである)。そこのレストランで、コーヒーとケーキを食べることができた。帰りは、広大なハグレイ・パーク(Hagley Park)の真中を散歩しながら戻った。公園はとても広く、ショートゴルフコースまでがあった。およそ1時間半歩き通して、ようやくホテルに戻った。
 ランチを食べた後、13時にホテルを出発し、クライストチャーチ空港に向かった。これでニュージーランドともお別れである。15時発シンガポール航空SQ298に搭乗し、シンガポール経由で成田に向かった。本当に’わんだふるニュージーランド’の旅だったと思う。我々と一緒に楽しくトレッキングして頂いた方にもありがとう。
 
Mona Vale (Great House)

 成田の到着は、予定どおり、年を明けての1月1日、朝6時35分であった。最後まで、ご愛読ありがとうございました(ところで、往きになくしたカメラはとうとう見付かりませんでした)。


                                                                  2003年2月22日完


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