コルグ POLY-800II

価格破壊機の逆襲

先代POLY-800の価格破壊力が、他社の13万円シンセの登場によって魅力を失っていた1985年、'85楽器フェアにて発表。
先代と同じ価格、同じ音源、同じボタン配置だったが、音色パラメーターにデジタルディレイとイコライザーが追加された。
当時のデジタルディレイは、簡易型が庶民に手が出せる価格になったばかりだった。
プログラマブル、MIDI付きの本格的なデジタルディレイは、シンセサイザー1台分より高かった。
それを10万円のシンセに装備した。
逆襲が始まった。
音は先代と同じだったが、ディレイを使うことによって魅力を増した。
ソロ音にはロングディレイで艶を、ストリングスにはコーラス効果で豊かさを、ブラスにはフランジング効果で鋭さを、望み通りに効果を加えられた。
これ一台で音作りが完結できた。
音源 DCO(デジアナ)
鍵盤奥行 白鍵/黒鍵 142mm/85mm
鍵盤 オクターブ幅 164mm
重量 (電池除く) 4.1Kg
使用電池 単2 6個
使用形態 据え置き兼用
発売年、価格 1985年、99,800円
MIDI あり

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