カシオ CZ-1000

反撃のきざし

シリーズ1作目のCZ-101から半年後の、1985年登場。
CZ-101の高機能をそのまま受け継いで、標準鍵盤を採用した。
だがCZの高機能は、庶民にはまだまだ理解されていなかった。8ステップもあるエンベロープは、必要とされていなかった。MIDI機能に複雑なことは求める人は、まだ少なかった。
庶民にとってデジタルシンセとは、ヤマハDXシリーズと同義語だったのだ。
そのため、宣伝に力を入れて、標準鍵盤であることや、他社より一歩進んでいたMIDI機能を武器に戦った。カラフルなパネルデザインが好評だった。
しかし3ヶ月後には、16音ポリ、シーケンサー内臓、コーラス内蔵、デザインを一新したCZ-5000(198,000円)が登場し、CZ-1000の安売りが始まることになるのだった。
音源 PD(位相変調)
鍵盤奥行 白鍵/黒鍵 138mm/84mm
鍵盤 オクターブ幅 163mm
重量 (電池除く) 4.7Kg
使用電池 単1 6個
使用形態 据え置き兼用
発売年、価格 1985年、110,000円
MIDI あり

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