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講義評価報告書

 

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2001年度講義(3年次配当)

国際マクロ経済学

 1年次配当のマクロ経済学は、ちんぷんかんぷん。しかし、なんとも不思議なもので、3年も経済学部にいると理屈が理解できるようになるんです。教官も良かったのでしょう。理解不能になることもありませんでした。

 板書も良く、マクロ経済学で挫折していても、もう一度理解しなおすことが出来ることでしょう。

今回は、マクロモデル、ISバランス論、乗数、IS−LM分析を中心に講義が行われました。

試験内容は、マクロモデル、ISバランス、アブソープション分析に関するものでした。事前に指摘があった。

現代産業分析

  この講義は2年次配当の産業組織論の関連講義といえるものです。内容はデジタルメディア、ゲーム産業などのデジタル産業についての分析である。そのため理解は容易である。

 テキストがないため板書、出席は、必要。

  試験内容はデジタル産業、DVD−ROM、ゲーム産業についての記述。

計量経済学II

 金融派生商品の解説とその基礎数学的なアプローチ行われた。途中オプション取引の解説において、ブラック・ショールズ式なる式が説明されたが、ほぼ高校数学T程度の知識で対応できる。そんなに難度の高いものではない。

 テキストがなく、板書が必要。

 試験は今回、補講の内容である、オプションプレミアムを求める期待値の計算が出来れば解ける。また残りは、空所補充であったのでさして難度の高いものではない。

発展途上国論

 発展途上国のカレンシーな問題点を元アジア開発銀行の職員であった教官が、解説するものである。レジュメが配布されその内容に沿って解説される。読めばわかるというのが本音です。

 レジュメが多く、出席を取る。試験の受験資格が出席回数によるので出席が必要。

 試験は、事前に指摘がある。今回は用語解説、空所補充、正誤判定であった。

多国籍企業論

 多国籍企業とはなんぞやという定義に充てられる時間が長く、また、グローバリゼーションとリージョナリゼーションの解説が行われる。非常にポイントのつかみにくい説明であるように感じられる。

 レジュメが配布され、その内容に基づき講義が行われる。板書が少ないので、話のメモが必要となる。何もしないと置いていかれる。

 試験は持ち込み可。レジュメ、ノートで乗り切れる。内容の記憶があいまいなので詳細はお伝えできません。m(__)m

労働経済論

  労働、失業の概念がミクロ、マクロ、マルクス経済の各視点からの説明が行われた。その他、労働阻害、日本型雇用システムが日本だけの特別なものではないという解説などが行われた。メモを取りながらの受講でなければいけない(当たり前のことであるが…)。そうしないと迷子になる。

 毎回レジュメが配布される。時折、作文(レポート)、英字新聞の和訳が課題となる。

 今回は試験は行われず、指定されたテキストの書評が評価の対象となる。

証券論

 非常によい授業です。元証券マンがおくる講義。

 講義内容:金融業界概論、ポートフォリオ理論、利率計算リスクリターンの関係等。証券界に興味のある人必聴。

 ミクロ理論がわからない人は、後半のポートフォリオ理論の展開中に迷子になることがある。しかしそれほど難しい内容ではない。

 試験内容:最適ポートフォリオ、利率計算、リスクリターンの算出。担当教官の話し「それほど難しい内容じゃないだろ。」「難しくすると差が出るんだよこの講義は。」とのこと。

企業金融論

 講師は元東京銀行(現東京三菱銀行)出身。銀行マン時代の話を中心に雑談で構成される。あまり学習した満足感は得られない。流通業界の問題、ユーロ硬貨、紙幣についてのVTRを見る。PF、PFIについての解説あり。

 試験は問題予告制かつ持ち込み可。出席は毎回取る。

国際金融論

 早朝の講義。出席者は非常に少ない。教官も苦痛らしい。内容は岩波新書の国際金融入門に即して行なわれる。コルレス取引、為替相場、為替決定理論、国際収支等。

 解説が丁寧なので問題はない。ただ国際収支表作成は不安要素となる。特に純粋の経済畑出身者。簿記の知識があればと悩む。

 試験は、国際収支表の作成、為替決定理論(購買力平価説)についての問題。

金融システム論

 今回は平成8年の経済白書を用いた金融解説。「システム」という言葉の在り様についての考察から始まる。後はこれまでの金融知識を用いた白書の解説。内容は細かいが面白い。途中、2001年版経済白書の解説、日銀の金融緩和についての考察が行なわれた。

 年末年始レポートとして、「システム」の用例研究を課題として出題された。

 金融論と同じく取りまとめレポートとして、日銀の金融緩和についての新聞各社の論調の研究。


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