Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 2001年11月下旬

迷狂私酔の日々


11月21日(水)

イチローがMVP。バイエルンはホームでMANUにやっと1-1の引き分け。

8時台の通勤電車に乗ってテアトル新宿のモーニングショーに行ったら、とっくになかった(先週くらいに終わったらしい)。帰ろうかとも思ったが近くの<ブレンズ>でiBookを開く。が、なんとバッテリーが残り十数分になっている。スリープにしたつもりがスリープしていなかったもよう。それにしてもバッテリーの持ち時間が極端に減ってきている。早くも寿命か?

紀伊国屋書店で本を久しぶりに買う。総額で12,000円強。その荷物を抱えて「ピストルオペラ」を観る。評判がよくないのが納得できる。清順監督、もしかしてやる気がないのか? クラプトンの気が入っていないライブみたいな感覚。

帰りに近所の肉屋でメンチカツと煮カボチャを買う。別に安いわけでもとりわけ美味でもないのだが、徒歩2分圏内の小さな店っていうのは大事にしたい。

リヴァプールはホームでバルセロナに1-3で敗れる。オーウェンの見事なゴールで先制しただけに、もったいない。

某所で呑む。流れ星の話で持ちきり。

11月22日(木)

チャンピオンズリーグ生中継を見逃す(というか、飲み過ぎ)。

オークションのCDを落札。出品者とメールをやりとりして銀行振り込み。そのついでに散歩して本屋へ。まだ二日酔い。

昨日、ヨドバシからオイルヒーターの出荷連絡メールが来ていたが、クロネコヤマトで配送状況を今日調べても伝票未入力のまま。はたしていつ着くか?

ゆで豚とブロッコリーなどの煮物で夕食。デポルティーボがホームでアーセナルに2-0で勝利。内容はデポルティーボの圧勝。アーセナルはスペインではまったく勝てない。

11月23日(金、祝)

昼過ぎ、オイルヒーターが配達された。案じることはなかった。おそらく、伝票処理と商品の実際の出荷とのタイムラグか。

さっそく慣らし運転。こいつは気温を上げるのではなく、主に輻射熱で暖めるので、毎日定期的に使う方がいい。ヨーロッパの冬の暖房がオイルヒーター中心(ほとんどがセントラルヒーティング方式だが)でも大丈夫なのは、毎日の暖房で天井や壁に蓄熱しているからである(そのために石材やレンガが多用されているともいえる)。

突然だが、EarthBrowserをダウンロードして使ってみる。前から気になっていたのだが、シェアウェアだったので試していなかったのだ。フリーウェアでもかなり使える。が、19.95ドルで、ズームアップした地球がより精細な画像になる、というのであっという間に購入してしまった。

思いついて1リットルのペットボトルに水を詰めてアレイ代わりにして運動してみる。やや握力がいるが、かえってそれがエクササイズになる(気がする)。そういうわけで、上半身中心にいくつかの運動を創案し、最後にヒンズー・スクワットで締める。それにしても、なんでヒンズー・スクワットっていうのかな?

11月24日(土)

午前中に落札したCD「Auction」が届いた。CD自体はもともと持っており、こちらは永久保存用である。で、出品者にメールし、ネット上で評価を入力。もちろん、私自身も評価される。

さて、ポスターも落札したので、出品者とメール連絡。月曜に振り込みの予定。

久しぶりに<はつね>でワンタンメンを食う。土曜日にやってくれるようになって有り難い。歩いて善福寺公園を経由して井の頭公園へ。紅葉狩りのつもりでカメラも持ち歩いてはいるが、実際はエクササイズのためのウォーキングである。ああ、年寄り臭い。元気なじいさんばあさんの団体と数回遭遇する。別にいいのだが、公園を歩くのになぜ団体で群れる必要があるのだろう? もしかしたら、これは高齢者の出会いサイトなのか?

丸井のMUJIにてこたつの上掛けカバーと引き出しボックス3個を買う。その荷物を持って歩いて帰る。さすがに2時間ほど歩いたので疲れる。しかし、Jリーグでは降格争いなので頑張って2時には家に着いた。

さて、福岡は勝ってしかもできれば得失点差を改善したいところだが、2人少ないガンバ大阪を突き放せない。ヴェルディがエジムンドの突破から永井のシュートであげた1点を守りきって1-0で勝ち、マリノスはしぶとく1-1で引き分け。福岡は「なかなか落ちない」ってことで受験生のお守りにまでなっていたのに、あろうことか3-2で負けてとうとう降格。あ〜あ。

さて、誰も触れないが神戸の挙げた1点、カズのトラップ1発でDFをはずしたシュートはなかなか見事だった。まあ、波戸が甘いといえばそれまでだが。別に私はカズのファンではないが、やはり日本サッカーのある時代を体現した男ではある。代表にはコーチ格で入ってくれると嬉しいが。

風呂に入って洗濯して雑炊作って、夜である。

某所と某所を巡回する。

11月25日(日)

なぜか朝5時59分に目が覚めた。目覚まし代わりにJ-waveがかかる、その1分前だった。が、もう少し寝ることにする。まだ帰宅してから4時間しかたっていない。

オイルヒーターを仕事部屋に移す。この部屋は北向きで実に静かなのだが、いつも冬は深々と冷える。机のすぐ脇にオイルヒーターを据える。表面温度が最高でも70度だからできるのだが。そのために、ゴルゴンの髪のようなコード類をまとめてやや離したけど。

マニュアル類を分類してファイリング。それだけに3時間。それでも終わらず、継続作業に。

いまだときどき観る「電波少年」だが、かつてのような高揚感にはもはや乏しい。「アンコールワットへの道の舗装」では、ヤラセまがいの仲間内の不和がつまらない、というか「こいつら、ただのガキじゃん」としか思えない。「インターポール」にいたっては、アホな被害者をいたぶる悪趣味でしかない。

今日も某所で呑む。

11月26日(月)

プラスチックトレイと牛乳パックをリサイクルボックスへ入れ、「ぴあ」を買い、銀行でオークションで落札したポスター代金を振り込む。

ワールドカップ最後の代表国はウルグアイに。オーストラリアはまたも涙を呑む。やはり、オセアニアでは厳しい戦いがない上に、プレーオフまで時間が開きすぎる。しかも有力選手のほとんどはイングランドなどのヨーロッパでプレイしているのでチームづくりもむずかしい。キューエルとか、いい選手なんだけどなあ。

EPSONのプリンタでロール紙印刷がうまく行かない(どうしてもアキができる)問題で、PhotoQuickerという付属ソフトがある、ということで手持ちのCDを調べたが添付されていない。それでは、とネットからダウンロードする。サイト構成が不分明で手間取ったが、どーにか発見してインストールする。

ついでにRolandのUA-3に付属のSoundIt!などをインストールする。波形編集もできる音楽ファイルの録音・編集・再生ソフトで、MIDIファイルもソフトシンセサイザー機能(別ソフトが必要)で再生する。やってみたら、けっこういい音である。これでYAMAHAもKORGもPerformerもSoundAppも、もちろんQuickTimeもあるのだが。

さらについでにシマンテックにネットからユーザー登録。かつてのカスタマーIDが捜索の結果見つかったおかげである。整理はしておくものだ(まだ途中だけど)。

仕事部屋のクロークから電気ストーブ(加湿機能つき)を発掘する。存在は知っていたのだが、こいつは暑いというより熱いのに、ちょっと広い部屋になると全然暖まらない小型なのだ。これをリビングの座椅子脇に設置。その他いろいろ整理して、ボックスファイルの余りもたたんでしまう。どーにか、仕事部屋の居心地はかなり改善した。

さて、懸案のナンバーディスプレイ問題解決のため、ルータのREV.をアップロードする作業にかかる。サイトから方法解説ページを探し、最新のREV.をダウンロードし、それをルータにアップロードするためのtftpツールまでダウンロードしたが、・・・拒否された。

実は、アップデートするためには、ルータにtftpする許可を設定しないといけないのだ。そういうことは知っていたのだが、その許可はtelnetでやるしかないらしく、そうするとtelnetツールをダウンロードするところからやらないといけない。

ええい、面倒だ。再度ルータのマニュアルを見れば、アナログ電話機から設定を変更する手順が出ていた。そうか、REV.をアップロードしなくてもいいのかも。

見れば、デフォルトの設定がナンバーディスプレイを「有効にしない」になっている。そういうことか。ということで、電話機から「有効にする」作業のあと、無事ナンバーディスプレイが表示された(自分のPHSからかけて実験した)。ああ、疲れた。

さて、ナンバーディスプレイを活用するためには電話帳に主な電話番号を登録しなければならない。手持ちのPHSから直接移すなんて技はできそうにない上に、私の611Sは携帯電話帳編集ソフトの対象になかなかなっていないのだ。そういうわけで、なんと手書き転記というアナログな作業を開始。

11月27日(火)

昼から秋葉原へ行こうと改札にイオカードを通したら、30円しかなくてゲートが閉じた。しょうがないので、券売機で切符を買って電車に乗る。

LaoxのMac館が移転オープンしたそうなので、視察。やっぱり欲しいぞ、iPod。CD-R/RWや音楽機材その他を研究する。さらに他店へ回ろうかとも思ったが、とりあえずそれほど切迫した課題もないのでさっさと帰る。

さて、SUICA対応のイオカードもあるのだが、いちいち金額を足していくのが面倒だし、だいたいSUICA対応の駅以外ではどーするのか? と言う不安もあって、磁気方式のイオカードにする。だいたい、私は定期入れのようなもんは持っていないから、ポケットに直に入れているのでタッチだろうが挿入だろうが関係ないし。

荻窪に降りてBOOK OFFを散歩。店内が広いのと古本屋(というか新古本とかいうらしいが)とは思えぬ通路とレイアウトなので、本探しというより散歩の気分。さて、さすがに1,2ヶ月以内の新刊は出ていない。新刊書店の危機意識は相当だろうし。

100円均一で清水義範の文庫を2冊買う。以前は出る単行本をずべて初版で買っていたが、貸したり売ったりでいまはほとんどない。こういう再入手もいいかもしれない。

気になっていた蜂蜜を売っている店へ向かう。すると、なんと向かいに蜂蜜専門店がオープンしていた。小さな店にたくさんの蜂蜜。しかも全種類試食ができる、というので数種類を試す。

なかなか感じのいいところで、3種類の蜂蜜をそれぞれラッピングしてもらう。ベトナムのコーヒー、スペインのオレンジ、北海道の菩提樹。

途中でラーメン屋に寄るが、はずれ。そこから延々遠回りして帰る。風呂でなごむ。

ホッチキスの針を親指の腹に刺してしまった。出血はすぐに止まったが、押すとけっこう痛い。

トヨタカップ。延長でバイエルン・ミュンヘンが勝つ。ボカの敗因はデルガドのシュートミスとアホなシミュレーションによる退場。それにしても日本テレビのアナウンサーによるサッカー中継は、さらに醜悪になっている。個々のアナウンサーの問題ではなく、教育とか中継スタイルとかコンセプトの問題であろう。視聴者よりもサッカーを知らない人間に、四六時中関係ないことや間違いや的はずれなことをじゃべられるのは、もはや公序良俗に反する。なんでガーナ代表のクフォーが得点したくらいで、世界のサッカーが変わるのだ?

某所で呑んで1日を終える。

11月28日(水)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて「凱旋門」を観る。あまりに古くて涙が出る。映画については別項でのちほど。観客はもちろん高齢者ばっかりでたぶん私が最年少。それはいいが、後ろのじいさんが上映中に紙袋をいじるわ、席を足で押すわ、傍若無人。年寄りはいたわりたいが、もうちいと社会性をもってもらえんもんかね。

そういえば、チケットを買うときに、前のじいさんがお釣りもらうのにやたら時間がかかると思っていたら、受付のお姉さんとおしゃべりしているだけなのであった。さすがに「次の人どうぞ」という声で、やっとどいたが。いったい何を考えているんだろうか?

それで思い出したが、私は「一般でいいですか?」と聞かれたのである。「いまさら学生でないことぐらい、見たらわかるだろうに」と思っていたのだが、実は「シニアですか、一般ですか?」という質問だった可能性に気づいた。ううむ。まあ、他の人はのきなみシニア料金で入場していたからなあ。

パールセンターを歩く。またBOOK OFFを見つけた。なかなか探している本はない(というか、価値のありそうな本はプロが買っていくらしい)。でも、100円均一で文庫を3冊を買う。藤代三郎(これは目黒孝二の別名)、ケンリック、コーンウェル(紛失した『死体農場』の買い直し。余談だが、原題の"Body Farm"は『臓器工場』という訳の方が近い気がする。恐ろしい話だが、死体から違法に移植用の臓器を取り出すビジネスがあるらしいのだ)。

そのまま歩いて青梅街道に出たところで右折。どっかで見た建物だと思ったら区役所だった。これ幸いとトイレを借り、待合いに座ってメモを取る。いいでしょ、区民だし。

さらに青梅街道を西進し、荻窪駅の南をかすめる。中華<徳大>は営業時間を過ぎていて、評判の高いラーメンにありつけず。環状8号線を渡って、何も考えずに早歩きしていたら、五日市街道に出た。しかも春日神社のわずかに西。本当は神明通りに出たら右折して帰るつもりだったのである。

まあ、運動になるからいいや、ってことでものすごい遠回りだったがとにかく帰る。それにしても、ここまでの地理を読んだだけでわかる人ってのは何人いるんだろうか? あまりにもローカルな話ですみません>ALL。

空腹だったので、じゃこおろしとワカメスープで昼食にする。運動のあとに食って風呂入って寝るのは、太る近道らしい(相撲取りを見よ)。せめてもと思い、寝ずにiBookに向かう。

iTunesのビジュアルプラグインであるPateFlowに新しいビジュアルで「聖夜」というクリスマスヴァージョンができた、というのでさっそくダウンロードする。これが、なかなかよろしい。ので、テレビに出力してみた。音楽もヒーリング系にして、部屋を暗くし、アロマキャンドルをつけ、香を焚いた。

あまりに気持ちよくて、そのまま寝てしまった。

11月29日(木)

zzzzzz.......。そういうわけで、テレビも灯りもつけたまま、iBookも起動したままで寝てしまっていた。

朝からカレーを作って気合いを入れる。市販のルーを使わないヴァージョンではあるが、肉がないのはともかく、タマネギを切らしていたのが致命的。それでもまあ、ちょっとマドラス風(マドロスではない。それは船乗り)に仕上がる。

近所の喫茶店にて作業。しかし、iBookのバッテリーが2時間強しかもたないため、作業が中途に。しかも、腕時計が止まっていた。電池切れか。

郵便局まで歩く。昨日入っていた不在配達票で、オークションで落札したポスターを請け出す(って、質入れしていたわけではない)。そのまま歩いて帰る。これだけでも30分以上のウォーキングである。目指せ、健康。頑張れ、倹約。ああ、なんか虚しい響きだ。

帰宅して、作業の続き。最初から家でやればいいではないか、と言われればひとたまりもないのだが。なんか、環境が変わらないとエンジンかからないってことありませんか? 自宅とは別に仕事場を持つ人が多い理由は那遍にあるような気もする。

ポスター到着の連絡とお礼。出品コメントでは傷ありだったが、相当美麗でよい買い物であった。

作業中は自宅なのでiTunesで好きなだけ音楽を鳴らせる。SONYのSRS-Z1は、最近PC用も出たようだが、もともと防磁設計だしコンパクトなので机上でもまったく問題なく、実にクリアーないい音で鳴る。

ちゃんと肘受けもあるし(自作した。私はキーボードを打つときに肘に体重をかける癖があるらしく、肘が痛むのだ)、原稿台もあるし(メモ用や大きな本用など3種類を装備)、インターネットは無線LANだし。

そういうわけで、日も暮れたが、やっと2週間分の日記も書き終えた。やれやれ。

11月29日(木)(承前)

夜半、某所へ。先日「そんな色の蜂蜜あるわけないよ」と断言されたので、ベトナム産コーヒーの蜂蜜を持っていく。ほら、黒いだろう。

清水義範『新築物語』読了。

あ、25日の京大対関学戦は13-34で負けたらしい。

11月30日(金)

寝ながら読んでいた本が行方不明になった。ふとんも跳ね上げて調べたが、ない。そんなはずはない。よくよく見たら、ベッドの足元に転がっていた。いったい、いつのまにここまで旅したのだろうか?

清水義範『似ッ非イ教室』読了。

iTunesをアップデートしたので、曲名の日本語表示が可能になった、のだそうだ。そういうことなら、とすでにMP3化してある曲を日本語化。もともと日本のアーティストで入っているのは久松史奈と平山三紀だけなので、手で再入力。

HDDとCD-R/RWの価格調査。CD-R/RWについてはiTunesに対応していてFireWire接続で速くて小さくて安いもの・・というのはなかなかないので、どっかで妥協を図る。1万円台でなんとかしたいのだが。

手持ちのポスターのサイズ調査。またウッドラックパネルを買ってきて貼ろうと思う。そのために、巻きがきついものを伸ばしておく。

実家に本などを送る便を探す。宅配便にしては多いし、引っ越しには少ない量なのだ。距離もあるので、なんとか安く済ませたいのだが・・。

ジョージ・ハリスンが亡くなった。そうかと思えば雅子さまが出産間近とかで大騒ぎ。

私はといえば、ずーっと家にいて3食とも手作り、カレーやアスパラソテーやワカメ豆腐汁やプーアール茶やソーセージやお茶漬けやアジの梅煮、などなど。


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