Information ポルトガル刺繍
 

 

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*ポルトガルの芸術アライオロス刺繍 *



アライオロス刺繍の敷物は、ポルトガルの芸術の中でも有名で、世界中で知られています。.はっきりとした起源は不明ですが、1598年の文献にAlentejo町Arraiols村にその起源があるとの記録が残されているとか。アライオロスカーペットは、かたく撚られた専用の毛糸でジュ-ト(麻布)に刺繍します。技法は12世紀からイベリアでも使われていたクロスオーバーポイント(ロングアームクロス)で、のちにアライオロスの地名で、アライオロスステッチと呼ぶようになりました。1410年頃リスボンには約100件ほどのカーペットのワークショップがあったそうですが、1551年ムーア(イスラム教徒)の迫害によってその数は激減しました。ポルトガルの修道院ではその技術を守り、カーペットを生産し続けました。...

アライオロスの教会     刺繍材料店     アライオロスカーペットの工場     

 
17世紀、アライオロス刺繍のカーペットはポルトガルで、公に認められる産業の一つでした。当時、模様は幾何学的なものが主でしたが、アジア(ペルシャ、トルコ)の影響を受けて、色は明るく、動物のモチーフや、反復的なメダリオンとロープが特徴的なアラベスク模様に代わっていきます。18世紀、アライオロスカーペットの家内産業は、全盛期をむかえました。モチーフは、花のモチーフや翼と人形、花瓶等に変わり、東洋的なモチーフは使われなくなりました。19世紀になると、アライオロスの家内産業は衰退し、限られたアマチュア職人により、現代的なモチーフでつくられ続けます。20世紀になり、カーペットはアライオロスの女性の家内工業として受け継がれ、現在に至ります。今日では、クラシック図案に加え、モダンで、自由でオリジナルな色、様々なモチーフで、ポルトガルのみならず世界の人々に楽しまれる手芸となっています。reference : Encyclopedia Britannica

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日本でのアライオロス刺繍

日本ではポルトガル刺繍として1980年代頃に紹介され、多くの人に親しまれています。
現地ではしっかりしたジュート(麻布)に撚りの強い毛糸で刺しますが、
日本では入手しにくいため、編み物に使う毛糸を用いて、JAVAクロス等刺繍用布に刺します。JAVAクロスは柔らかいのでジュウト布に刺繍するのと比べると、とても刺しやすく仕上がりもソフトです。太目の毛糸に大きな針で刺すので、一目が大きく、少しの時間でも達成感があります。

 
  アズレージョのブルータイル柄      18世紀のクラシック柄アレンジ、

 
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