お勧め洋書
高校生程度の英語力で楽しく読めるお勧めのシリーズ本を紹介します。
高校生程度の英語力と言っても幅がありますが…TOEIC300点台前半位を想定しています。
圧倒的に語彙不足、中学で習う文法(進行形、完了形、不定詞、関係代名詞)位は理解しているが文型が複雑になったり語数が増えて文が長くなると理解不になるレベルを想定しています。
1巻目が気に入れば2巻目以降は安心して読める、本を探す労力を掛けずに済む、2巻目以降は世界観や登場人物を知っていて序章には既に知っている事が書かれているので理解しやすい。
などなど、シリーズ本には色々と利点があります。
ビッグ・ファット・キャット と マスタードパイ | ||
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洋書読書の入門書 英文の読み方をわかり易く説明しています。 (英語に自信の無い人が)最初に読む本としてお勧めします。 シリーズ4冊目以降は英語の本を楽しく読むコツを紹介しています。 英語の本を読む準備運動に最適。 ⇒ BFCシリーズの詳しい紹介 / シリーズ書籍一覧 |
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Magic Treehouse | ||
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小学生の兄妹が見つけたツリーハウスにはたくさんの本が積まれていた。 その本を開くと兄妹は本の世界に入り込んでしまった。 小学校低学年向けで簡単な英語で書かれています。 ストーリーにもう一捻り欲しい所ですが、サクサク読めて面白く入門用には最適です。 ![]() 女性の声でユックリ・ハッキリした発音で朗読しています。 1巻を約40分で始めと終わりにBGMが入るだけで後は淡々と朗読が続きます。 最初はこんなもんだと思っていたのですが、他の本の朗読CDを聞いてこの朗読CDの聞き取りやすさを実感しました。 とても聞き取り易いので発音の確認、リスニング、シャドーイングにも使えると思います。 ※朗読しても40分の本を黙読するのに90分掛かるオレって…('・ω・`)ショボン 日本語版「マジック・ツリーハウス」は2話/1冊構成(原作2冊分) イラストも日本人好みに描きなおされています。 ※日本語だと1話20分で読めてしまうんだが… |
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Captain Underpants | ||
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悪戯が見つかって成績を下げられた悪戯者の二人組みが校長先生に催眠術を掛けて成績を上げさせようとします。 所が催眠術が解けなくなって正義のスーパーヒーロー・パンツマンだと思い込んでしまいます。 勘違いしたスーパーヒーローと必至でフォローする二人組みのドタバタに大笑い。 パラパラ漫画が付いていたり、コミック部分があったりで楽しく読めます。 パンツマンたんじょうのひみつ のタイトルで日本語翻訳版も販売されています。 小学生中学年向けのナンセンスギャグストーリーです。 Magic Treehouseよりはちょっと難しめですが、高校生位の英語力があれば問題無く読めると思います。 アメリカンジョークを楽しめるか否かが分かれ目な気がします。 |
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Junie B. Jones | ||
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6歳の女の子Junie Bのお話 小学校低学年向けで割と簡単な英語で書かれていてサクサク読めます。 お話も意外性があって面白い。 小さい子供のいるお父さんお母さんには自分の子供に投影して楽しく読めます。 学生さんや独身社会人だと退屈かも。 ![]() 女性の声でユックリ・ハッキリした発音で朗読しています。 1巻を約40分で始めと終わりにBGMが入るだけで後は淡々と朗読が続きます。 朗読スピードはやや速めな感じを受けました。 |
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A to Z Mysteries | ||
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「じっちゃんの名にかけて!」なアレや「謎は解けたぜ!」のアレのような謎解きメインでは無くストーリー展開を楽しめる構成になっています。![]() |
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ONE PIECE | ||
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内容は紹介するまでも無い超メジャーなジャパニーズMANGAです。 一頃有ったような英語文化に合わせた(絵を裏返しにして左開きに改版した)イヤーンな改変版ではなく ジャパニーズMANGAとして出版されているもので、背景効果の擬音(ドドーン!とかバーン!とか)も英訳されています。 (と言っても日本語は他に類を見ない擬音語/擬態語が多い言語で完全な英訳は無理ですからローマ字ですけど) 開きもオリジナルと同じ右開きで違和感がありません。 (英語文化圏読者の為に、巻末にジャパニーズMANGAの読み方の説明が付いてます。 (^^;) |
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Lotta on Trublemaker Street(Ready-For-Chapters) | ||
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![]() の最初の1話の英語版です。 映画はスウェーデン語なので英語のリスニング教材には使えません。 映画は複数のストーリーで構成されていて本は映画の最初の1話です。 ロッタちゃんが可愛くて(^^;) 隣のおばさんも良い人でほのぼのとした雰囲気が良いです。 ![]() 日本語訳は図書館や児童館でよく見かけます。読み比べて見るのにも良いです。 |
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Emma's Magic Winter (I Can Read:Level3) | ||
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引っ込み思案のエマが隣に越してきた女の子と友達に成りたくて自分自身に魔法の呪文を掛ける。 エマは自分自信に掛けた魔法の呪文のおかげで次第に積極的になっていく。 春が来たらどうなるんだろう…ちょっとドキドキ。 簡単な文章で綴られていますが大人が読んでも楽しめるハートウォーミングなお話です。 続編もありますが、1巻が最高で2巻目以降はハートウィーミングではあるけどドキドキは無いです。 ![]() 「Emma's Yucky Brother (I Can Read:Level3)」 ![]() 「Emma's STRANGE PET(I Can Read:Level3)」 |
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FLAT STANLEY | ||
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ある朝ブリーフィングボードの下敷きになってペチャンコになてしまったスタンリー君 体がペチャンコだと便利なことが色々ある事に気づく、そんなスタンリー君を弟のアーサーは羨ましく思うが… 難易度が微妙に高めかもしれません。スタンレー君の気持ちを読み取るのが難しいかも。 ![]() 続編もありますが、続編は読んでないのでどんな感じなんだか分かりません。 『Stanley, Flat Again! (Stanley Lambchop Adventure) 』 『Stanley and the Magic Lamp (Stanley Lambchop Adventures)』 『Invisible Stanley (Stanley Lambchop Adventure)』 『Stanley's Christmas Adventure』 『Stanley in Space (Stanley Lambchop Adventures)』 ってか、こんだけあればスタンレーシリーズですね (^^;) |
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英語と日本語で読み比べ
なるべく辞書を引かない、最初は粗筋の理解に努める(細部に拘らない) のが英語の本を読む場合のコツだと言われていますが、日本語で読んでお話を理解してから英語で読み直す のも良いらしい。
難易度は上記お勧めシリーズより高めです。
赤毛のアン | |
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不朽の名作、読みやすい本だと思います。( 訳者違いで4冊持ってます (^^;) ) これ位の名作になると(英語/日本語共に)低年齢者向けのダイジェスト版が大量に存在します。 中途半端なダイジェスト版を間違って購入しないように注意が必要かも。 ←は英国版(←たまたま近所の本屋に置いてあったので。) ちなみに原作はProject Gutenbergでフリーテキストとして配布されています。 ※これだけの長編を電子テキストで読むのはシンドイので私は本を買いましたが苦にならない人はどうぞ。 ※日本語で読んでもボリュームのある本なので、英語で読むと結構時間が掛かります。 |
ハリー・ポッター | |
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ハリー・ポッターで洋書を読み始めた人も多いのでは。 日本語版を読んだ後なら登場人物の名前で混乱しなくて読みやすいかも。 ※私は日本語を先に読んでいましたが、そうでなければHemioneが女の子の名前だとは分からなかっただろうと… ※日本語で読んでもボリュームのある本なので、英語で読むと結構時間が掛かります。 |
エルマーのぼうけん | |
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児童書の定番 児童館などには必ずと言ってよいほど置いてある。 ※ラストの方は構文が結構難しくて、中学生レベルだと意味が取れないかも。 |
クマのプーさん | |
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副読本に『「クマのプーさん」を英語で読み直す』もあります。 ディズニーライズされたストーリーの本が多数出回っていますが、オリジナルは現実と夢想が交差する一章が若干難解な感じがします。 ←は難しい英単語に日本語のルビをつけたルビー文庫から出版されているクマのプーさん。 |
涼宮ハルヒの憂鬱 | |
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Anime/Mangaの人気から原作の翻訳を希望する流れが出ているようで日本のライトノベルの翻訳も行われています。 ただ…ライトノベルとは言っても児童書よりは対象年齢が上なので簡単に読める事は期待しない方が良いかと。 私が見つけた限りではこんなのがあります。 『The Melancholy of Haruhi Suzumiya (涼宮ハルヒの憂鬱) 『Full Metal Panic! (フルメタル パニック) 『Spice and Wolf(狼と香辛料) 『Sword Art Online (ソードアートオンライン) |
お勧めしない洋書
何を面白いと思うかは人それぞれなので内容は横において…
高校生レベルの英語力で楽しく読める洋書を紹介しているサイトなので、高校生レベルの英語力では楽しく読めないであろう洋書を紹介しておきます。
絶対と言うわけでも何か基準が有るわけでも無いので可能であれば実物を見てから決めた方が良い本って事で…
The New Kid at School |
構文はそれほど難しくありませんが教科書では目にすることの無い変わった単語が大量に登場するのと、口語調の略語が頻繁に登場する為、かなり読みにくいです。 日本語訳『ドラゴン・スレイヤー・アカデミー〈1〉ドラゴンたいじ一年生』もありますので、合わせて読めば読めなくは無いですが、楽しめるか…と考えるとかなり疑問です。 洋書での読書経験の浅い人にはお勧めしません。 |