祝福のリュート。今、私が奏でるこのリュートは、とある方からの頂き物です。 それはヴェスパーの町の北西にある、綺麗なお店を訪れたときのこと。 私は服を買っていたのですが、気に入った色がなかったのです。そのとき、ちょうどお店の方が帰ってこられ、私のために、わざわざ新しく服を染めかえてくださいました。 お礼をしたかった私は、未熟ながら一曲、歌をうたわせて頂いたのです。すると、その方のお知り合いが、私に「これを」とリュートをくださいました。 このリュートは私の宝物です。