黒狗兄倶楽部

ここではどんぶりのようなものでビールを飲むのが慣わし


ここは同慶樓での食事の後にお酒を飲みたくなって寄ってみた店です。 とても面白い名前がついていますが店内のインテリアは30年前の台湾の風俗を彷彿とさせるものとなっています。 席に座るとひまわりの種を突き出しにどんぶり付きででビールがでてきました。 あれっと思っていると、ここではこのどんぶりでビールをのむのですよと店の人が説明してくれました。

食べ物のメニューも結構豊富で特に黒狗兄豆腐は卵味の豆腐を炒めたもので皇城老媽川菜館の老皮嫩肉を思い出しました。 店の人にそのあたりを聞いたところ老皮嫩肉は炸(揚げた)したものだけどうちのは炒(炒めた)したものなので同じもではないとの答えでした。

さて壁の方に目をやると古い映画のポスターなどがはってあります。 小明明ってだれなんでしょうね。 店の方に聞いてもご存知ないんだそうです。 でも、壁のポスターを見ていると以前太井町の武蔵野館でみた新東宝の映画を思い出します。 ここの経営者は大蔵貢というわけのわからない方である監督なんかこの方の逆鱗に触れて「小森君君は子守りでもしろ。」て言われてそのまま監督の名前が小森白になってしまったとかめちゃくちゃなエピソードに事欠かない方だったそうです。 そういえば当時見た映画に南海の女海賊とかなんとか言うのがありましたが、これが何故か全編中国語なんですよ。 それも役者はオール日本人、もう笑い転げましたね。 日本人がわけのわからん中国語で喋って日本語の字幕が入るわけですからね。 「好吃的饅頭」とかね(笑)。 だからこの店で気がついたんですよ、この大蔵貢と言う人はもしかしたら台湾人じゃないのかなって・・・(笑)。


小明明是誰


二階への階段



基礎データ
住所台北八徳路二段170號
電話27401746
営業時間18:00〜5:00
お勧め料理黒狗兄豆腐など
取材日時1998年12月31日




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