◆ Sand And Water / Beth Nielsen Chapman [1997/04] ◆

僕はこの人のアルバムを、心から待ち焦がれていました。
そうして前作 You Hold The Key [1993] からいつしか4年が経っていました。長かった。

歌詞カードの裏面を読むと、そこには辛いことが書いてある。
前アルバムを出した後、夫が癌で亡くなり、いろいろと人生の波乱が あったようです。そしてそれを乗り越えて作られたこのアルバム。 彼女の唄は、ふるえる声は、さらに深く染みてきます。 何度聴いても飽きのこないアルバムです。

そんな辛い目に遭いながらも、私はハッピイだと(逆説的に)明るく歌う、 Happy Girl がせつない。 どうして、そんな風に強く歌えるんだ? 強く、悲しい歌です。
The world won't change just 'cause I complain
Let the axis twirl
I'm the happy girl


  1. The Color Of Roses
  2. Beyond The Blue
  3. All The Time In The Blue
  4. Sand And Water
  5. Fair Enough
  6. Seven Shades Of Blue
  7. Happy Girl
  8. Thanks To Spring * ( with Amy Grant )
  9. No One Knows But You
  10. Heads Up For The Wrecking Ball
  11. Say Goodnight
  12. Sleepless Nights * ( with J.D.Souther )
  13. The Color Of Roses ( Reprise )


僕が買ったCDは、日本盤で、ボーナストラック( * 印 )が 2曲入っています。J.D.Souther は好きなアーティストなんだけれども、 この曲だけなんか J.D.Souther 味で、これが入ることで、 なにかバランスが崩れた気がします。 英語盤と比べると、曲順も変わってしまっているし。

「日本盤のみボーナストラック入り」ってのは最近良くあるんだけど、 どうも気に入らないことが多い。 1枚のアルバムは、考え抜かれた曲順で組み立てられてリリース されたはずなのに、なんでそんな余計なことするんだろうか?

1997/05/06 (impression) T.Minewaki
2002/05/25 last modified T.Minewaki

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