◆ 秋田のことば・イントロ ◆

MINEW は、 秋田の山奥で育ちました。
このごろは、実家に帰ると横浜言葉を一度頭の中で秋田弁に
翻訳し、文章を組み立ててから喋っている自分に気付いて、
俺も関東の人間になったなぁ、と感じます。

おれ、秋田のおぐで育ったったえば。
このごろだば、実家さ帰ったどぎに、よごはまののこどばば一回
あだまのながで秋田弁さなおしてがら喋ってらって気ぃついで、
おれも関東の人間になったなって感じらったえば。

方言は貴重です。ときにはハッとするような、ものの見方が
その中に隠されていたりします。それに思い出し発見する作業
そのものが面白い。
消えつつある方言、覚えているうちに書き留めておこう。
というのがこの一連のページの動機です。

秋田と言っても広いんです。
秋田県の北部のさらに一部(森吉町、鷹巣町、藤里町、能代市近辺)で
僕が直接覚えた言葉をもとにしています。
山を一つ超えると言葉は変わってしまいます。

なるべく日常の用法に近いままで表記しています。
頭のなかでは、小中学校の友達や、親戚のおばさんが喋るのを
イメージし、それをできるだけそのまま、かなに変換しています。
ただし、発音は字として表記するのが難しいものがあります。
録音してオーディオファイルを作ろうかとも思いましたが恥ずかしいので
やめました(どうしても聴きたい方は直接 MINEW までどうぞ。)


◆ 崩れの傾向 ◆

おおまかな傾向としては、
に言葉が崩れていきます。
顔の筋肉を使わず、エネルギーを消費しない方向に。
寒いので口を動かすのがおっくうだということが
背景にあるのでは、と推測しています。

さぁ、みんなで秋田弁をマスターして会話しよう。
んだば、みんなで秋田弁おべで話すべ。


外部リンク:
ふるさと日本のことば(NHK)
ほべりぐ(全国方言WEB)

1995/08/04 first written T.Minewaki
2003/06/23 last modified T.Minewaki

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