本能に快楽に忠実に生きる、ということが村上龍のテーマなのだと思う。
慣習や道徳とは関係なく、気持ちいいことをとことん追及する。
セックス、恋愛、スポーツ、スピード、ドラッグ、権力、グルメ、音楽。
作品ごとにテーマがいろいろなので、好き嫌いが激しい。
「テニスボーイの憂鬱」はすごい、やるなぁと思ったが、「トパーズ」は
全くダメだった。
名前が同じ売れっ子作家ということで、
村上春樹と比較されたりすることが
多いようだが、この二人は同じ職業ではあれ、全然違う人種なのだと思う。
対談書「ウォーク・ドント・ラン」を読んでもそう思った。
T.Minewaki / minew@post.email.ne.jp