初めに読んだのは「蛍・納屋を焼く・その他短篇」かな。
「羊をめぐる冒険」かもしれない。まぁとにかくそれ以来ずっと好きで、
短篇も長編も読み続けています。
飽きないのは、きっと主人公のモノの考え方が自分に似ているから
なんだろうなぁ。
「カンガルー日和」の中の「4月のある晴れた朝に100パーセントの 女の子に出会うことについて」という短篇はとても気に入っています。
この人の作品の特徴は「やれやれ」という言葉だろう。どの作品の 主人公も、自分なりの暮らしをしているところになにやらトラブルが やってきて、係わりたくないけれども無視することもできず、それで 「やれやれ」とつぶやきながら、彼は巻き込まれてゆく。
T.Minewaki / minew@post.email.ne.jp