君のそばで会おう
私が、生きていく上で注意していることが
もしあるとすれば、それは好きなものを
好きでいることができるように生きている
ということです。いつでもその時好きと思うものに
対して何の障害もなく好きでいられるように、
自分の気持ちを邪魔するかもしれないものを
無限の未来を縛るおそれがあるものを、
心や環境の中に存在させないようにしています。
残酷なことかもしれませんが、好きなものを
好きでいるために、私にとって世界は
一瞬一瞬が0からはじまります。
文庫本の表紙カバーの裏にある言葉。
なんという純粋さでしょう。強くて、自由で、潔い。
銀色さんは、何気ないようでいて、ふいに核心を突いてきます。
この短い文を読むと、心が解き放たれるような気がします。
T.Minewaki / minew@post.email.ne.jp