◆ チビクロの昼寝 ◆

(1999/01/10 撮影 at 猫の交差点近く)

すっかり寒くなったこのごろ。外猫には辛い季節だろう。
買物に出かけると、近くの駐車場の空いたところに新聞紙がしいてあり、 その上に黒い毛玉が。いや、良く見ると チビクロ が黒く丸まっているのだった。 声をかけると面倒そうに少しだけ目を開けた。 寒さに耐えつつ、うとうとしていたらしい。

チビクロは、クビワ猫にくっついて いるのを良く見かけたのだが、その後、12 月中ごろからクビワ猫は ぷいと見かけなくなってしまった。やはりオス猫は気まぐれなのか？
チビクロはここでクビワ猫の帰りを待っているのか？

この日（1/10）この直後、 灰色じゅうたん猫 とも遭遇して写真を撮った。

さらに寒さの厳しい２月の夜（2/21）。駐車場脇に黒く小さい影を見つけ、 ニャーと呼んだらニャーと応えた、それはチビクロだった。
そこにしゃがみ込んで呼び続けたら、もじもじと近寄りたそうに歩き回り、 やがて意を決して近づいてきた。僕のお尻のあたりでスリスリするのに 任せていたら、だんだんと打ち解けてきて、手に頭をグリグリ押し付けたり、 ゴロリンと転がってお腹を見せるまでになった。
これで壁は崩れたな。初めてチビクロを撫でた日。

チリン、と音がして目をあげると、車の陰からもう一匹の猫が現れた。 両目の回りまで、パンダみたいに黒いブチがある、見たことのない奴だ。 鈴をつけているところを見ると飼い猫か。 こいつは警戒心が強くて、こっちの動きでビクッと跳び退いたりする。
チビクロの新しいオトコか？ クビワ猫のことはもういいのか？

それにしても、黒猫の写真ってのは難しいなぁ。
ピントは合わないし、真っ黒で毛並みの質感がうまく出ない。