( 1997/8/15 撮影 at ツグリキン・シレ、モンゴル )
ゴビ砂漠での朝焼けは、もう神々しいくらいに美しい。 静寂とひんやりした空気の中で、ゆっくりと進むショウ。 これを見逃してはいられない。
7:00 に起き、外に出ると、朝日が昇る前の、地平線が
光を増してきたところだ。
昨夜から変わらず
ひとつの雲もない。
夕焼けよりも青っぽく、空はグラデーションしている。
ぐるりと見回すと、
日の出と反対側では、紫のヴェールを引き下げていくように、
夜の領域が後退していく。
地球という巨大球体の、半球状の夜の境目がゴゴゴゴ…と
響きながら動いていくさまが想像される。
5枚の写真画像を重ねたもの、視界約 200°。右端が上の写真。
[ 南ゴビ 写真日記 1997 | 思い出のアルバム | MINEW ]
T.Minewaki / minew@post.email.ne.jp