開発業者と買収金額鑑定

広町の土地を買収し、宅地開発を計画している開発業者とは間組、戸田建設、山一土地の3社である。山一土地が半分の18ヘクタールを所有し、2社が残りを所有している。この開発業者は428区画の宅地開発の申請を出している。

鎌倉市がこの土地を買い上げて都市公園化することを検討しているが、山一土地は高額で買収したため、当初の買収目的の宅地開発を断念していない。「鎌倉の自然を守る会」、「NPO法人鎌倉広町・台峯の自然を守る会」、「広町のみどりを守る会」からなる3市民団体は山一土地のメーンバンクの三菱信託銀行に善処するように2001年暮れ要望書を提出した。

鎌倉市は山崎の鎌倉中央公園の買収価格を基準に39ヘクタールの買収資金として220億円必要としているが、3市民団体が不動産鑑定士に鑑定を依頼したところ、鑑定額は74億円とでた。市は53億円の緑化保全基金を積みたてているので、なんとかなるのではという見方もある。

2002/4/22


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