江ノ電の江ノ島駅から江ノ島方面にあるいてゆくと右手にある。江戸時代、針灸士の杉山検校が寄進した弁財天道標(重文)。この地点より170m江ノ島寄りの州鼻通りの地下より平成10年に発見された。
龍口寺と常立寺の中間点が片瀬山裾を巡って遊行寺方面から来た旧江ノ島道が江ノ島に向かって分岐するところである。ここに当時のマイルストーンが現在でも立っている。
江ノ島道の道標
江ノ島道を更に藤沢の方角にゆくと同類の道標や庚申塔が見られる。
江ノ島道の道標
寛文 庚申供養塔がある。庚申信仰は十干・十二支の組み合わせで60年に一回めぐってくる「庚申の日」にその夜を眠らずに過ごして無病・息災・長寿を願う信仰である。この日蓮宗系庚申塔は寛文年間(1661-1672)に造立、1842に修造されたと銘にある。
寛文 庚申供養塔
蜜蔵寺前の江ノ島弁才天道標