イメージデータベース 28

竜口寺

2001/11/27 作成

ryukouji.jpg (10337)

明治21年頃(1888年)の竜口寺門前 手彩色写真、右手は上州屋。現在に比較し、林が貧弱でかつ松しかない。

1860年にF・ベアドが撮影した鎌倉・長谷大仏の後背地の山の樹木も貧弱な松である。

明治時代に作成された陸軍測量部の地図にも松となっている。

薪炭として収奪されていたため土地が痩せ、松しか生育できなかったのだ。縄文の森は照葉樹林だったのだが、農業がはじまり人口が増えた平安時代から里山の樹木は松に遷移したと考えられる。石油と人工肥料のおかげで縄文時代に先祖がえりしたのだ。

照葉樹林になったのは戦後で1960年(昭和36年)でもまだ松であったことが七里ヶ浜の写真から分かる。

Rev. November 27, 2008


トップページへ