メモ

シリアル番号 表題 日付

966

ナポレオンIII世

2005/07/05

ナポレオン・ボネパルトの甥はスイスとロンドン育ちでこれら二都市に比較してあらゆる面で劣っていたパリを一流の都市にしたいと思い立ち世襲制の皇帝に登りつめ、パリ大改造に着手したからこそ 凱旋門、シャンゼリゼ、ガルニエのオペラ座などのある現在のパリがあるという。

さて彼が40才で皇帝になったとき、まだ独身だった。スペイン貴族の娘、エウヘニエ・デ・モンティホーがお妃選びに名乗りを上げ、皇帝の心をわしづかみにする。彼女に恋の駆け引きを指南したのは亡父の戦友で外交官のアンリ・ベイルこと小説家のスタンダール。恋文を代筆したのが外交官兼作家で彼女の母の愛人だったプロスペル・メリメであったとか。

ー朝日新聞で丸谷才一が引用


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