メモ

シリアル番号 表題 日付

756

自由主義 対 合理主義

2003/09/09

●自由主義

マクロ政策によるデフレ対策:政府の能力は限定的とみてマクロ政策に過度な期待をもたない

不良債権処理と産業再生:自由を擁護する立場から責任問題を重視

アダムスミス、新古典派:小さな政府、シカゴ学派、マネタリスト、ミルトン・フリードマン、サッチャー、米共和党、レーガン、ブッシュ親子がそれ。「見えざる神の手」の不存在あるいは「市場の失敗」または(政治過程を通じて)集団的に為される意思決定は決して合理的ではありえないという「投票のパラドックス(Paradox of Voting)といわれるケネス・アローの「不可能性定理(impossibility theorem)」というものもあリ、自由主義にも限界がある。(Paradox Serial No.27)

株式市場による直接金融、自由市場パラダイム政策(規制緩和、民営化)

構造改革優先派:日銀、前川リポート、中曽根、小泉

朝日新聞、日本国民の大多数の意見

●合理主義(計画主義)

マクロ政策によるデフレ対策:政府は経済をコントロールできるという信念から、マクロ政策の効果重視

不良債権処理と産業再生:責任問題への関心は薄い。モラルハザードが発生。

ケインジアン:ハーヴェイロードの仮説が 成立することが前提となるが、日本の政治家・官僚はこの要件を満たしていない。

ジョセフ・E・スティングリッツはIMFとか米財務省が陥ったクローニーキャピタリズムを弾劾 。

大きな政府、米民主党、ルーズベルト、ケネディー、クリントン(かなり自由主義も採用)

プラトンの哲人王:プラトンは民主制の必然的堕落(経済学では市場の失敗)の解決法として哲人王の統治を対置したが、哲人王の考えはレーニンの「前衛党」や「管制高地」の考え方と同じで日本では官僚と自民党が無能に陥った。

クルーグマン:国民のインフレ期待を政府・日銀が協力して作るべき。

リチャード・A・ヴェルナー::銀行経由の間接金融による信用創造を促進すべき。

宮澤、小渕:デフレ脱却優先派、反小泉派

文芸春秋、内橋克人:悪魔のサイクル ネオリベラリズム循環

ー小林慶一郎の経済早わかり、朝日3.9.7 を発展

Rev. December 17, 2008


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