メモ
シリアル番号 |
表題 |
日付 |
1344
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脱法ハーブ
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2012/06/25
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法で規制されていな成分をスパイスに混ぜて売られる偽麻薬。
たとえば大麻の薬理成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)の効果を模倣し、カンナビノイド受容体に対するアゴニストとして作用するTHCの類縁体を含有する。
指定薬物にはいったものとしては合成カンナビノイドの一種のAM-2201(2011年10月20日規制開始)化学名:[1−(5−フルオロペンチル)-1H−インドール-3−イル](ナフタレン-1−イル)メタノン
食品に分類され薬効のあるハーブには、THCに化学構造が類似しているとされるニガヨモギに含まれる食品添加物であるツジョン(Thujone)がある。
ベルモットやアブサンに含まれていた。高級アブサンに含まれるツジョンは3-5ppm、アネトール1000ppm。ベルモットの語源はニガヨモギのドイツ
名、wermut(ヴェルムート:精神を保護するもの)、ソフトドリンクやアルコール飲料に対する食品添加物として認可されている苦味料。
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ところが指定薬物87種に含まれない未承認の抗うつ薬であるノルエピネフリン・ドパミン再取り込み阻害薬(NDRI)のα-PVP(α-
Pyrrolidinopentiophenone)含有偽麻薬が出現。類縁体は多数あり一つ一つ指定していたらきりがない。厚労省では、分子構造が似て
いれば規制対象にする「包括指定」の検討を始めた。
こういう化学物質は中国で合成されているらしい。
-NHK