川喜多映画記念館

2010年3月31日、グリーンウッド夫妻は源氏山で花見をしようと江ノ電長谷駅から歩きだし長谷の大仏→浅間神社→裏大仏ハイキングコース→源氏山化粧坂英勝寺寿福寺鶴岡八幡宮段葛→鎌倉駅まで2時間程歩いた。

浅間神社は地元の氏神様で小さな祠があるだけで観光ルートから外れている。浅間神社の裏手から裏大仏ハイキングコースに細い峰道が通じているため人に知られぬルートである。グリーンウッド氏は毎年鎌倉駅から歩き出し、浅間神社→極楽寺→鎌倉山→広町緑地経由自宅まで全て歩くことにしている。

裏大仏ハイキングコースは佐助稲荷の上を通過する。コースからは山桜を楽しめた。しかし段葛の花には少し早すぎた。水曜日だというのになんという人出だろう。50年前には制帽とセーラー服 だっただろう集団が続々とつめかけ週末より混雑している。

英勝寺の山門復元は2011年完成予定だというが、建設用の囲いが立ち上がっていた。頼朝の父、義朝の館跡であった寿福寺から八幡宮に向けて歩いているとかねてより改修中だった川喜多長政・かしこ夫妻邸が「川喜多映画記念館」となって完成していた。明日の4月1日が開館日だという。

川喜多映画記念館

ここは長政氏の遺言に従い遺族が鎌倉市に寄贈したものである。 敷地内の奥、一段高いとろにある旧川喜多邸は哲学者の和辻哲郎が江戸の民家を邸宅としていたものであるという。川喜多夫妻が練馬区から移設した。

朽ちて倒壊寸前だった木塀は同じデザインで復活している。

鶴岡八幡宮では倒れた後、植えなおされた 樹齢800年といわれるイチョウの木を見る。大木が消えた影響で八幡宮はより広大になった。段葛を鎌倉駅まで歩く。

植えなおされたイチョウの木

March 31, 2010


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