奥多摩

高水三山散策

wakwak山歩会は2001年最後の行事として奥多摩の 山、高水三山日帰り散策を企画した。高水三山とは、高水山(759m)・岩茸石山(いわたけいしやま793m)惣岳山(そうがくさん756m)の総称。いずれも標高800mに満たない低い山ながら、静かな樹林や明るい尾根道,広い展望に 恵まれて、充実した山歩きが楽しめる。奥多摩で最も手近かな縦走コ−スで、電車から降りてすぐ歩き出せるのも便利でありがたい。総距離8.81km、累積登り737m、累積下り751m。


6:00起床。2時間半で立川駅到着。青梅線界隈は車で通過してはいるがJR線は初体験。青梅からは山間の谷に入 る。軍畑と書いて「いくさばた」と読ませるいわれが駅前の案内版に書いてあった。いわく、永禄年間(1560年代)青梅付近を約250年領としていた三田 氏と、当時八王子付近を支配していた北条氏が、この地で辛垣(からかい)城をかけた戦い「辛垣合戦」をくり ひろげた。軍旗の地名この合戦に由来するといわれている。近くには鎧塚もあるとのこと。

歩き始めて振り返ると今きた青梅線が谷を渡る鉄橋はなかなか古風なデザインであった。しばらく平溝川にそって古い 家屋がなくなった集落の中のアスファルト道路を川にそって高水山登山口まで歩く。高源寺前が登山口である。ここから高水山山頂までは意外な急坂である。高 水山山頂付近には常福院という不動尊がある。しっかりしたトイレ設備がある。高水山山頂からの眺望は杉林にさえぎられて良くない。東方には木の間から飯能 の町並みが見下ろされる程度である。ここで昼食。西側は奥多摩の山々が連なり奥深い。

fudou.jpg (18510 バイト)

高水山不動 (常福院)

尾根筋を下って登り、岩茸石山に至る。ここからの眺望はよい。今通過してきた高水山の東に飯能の町、埼玉の市街地 が遠望できる。関東平野の北には赤城山らしき山が見えその左に雪を羽織った武尊山(ほたかさん)らしき山が シンメトリーを持ってみえている。手前左には棒ノ折山(別名、棒ノ嶺 969m)が見える。つい先ごろ名栗村訪問の折、 少し登ってみた山である。山頂の西には大丹波川沿いの八桑の集落が谷底に桃源郷のように見える。

尾根筋を再び下って登り、惣岳山に至る。ここにある青渭神社は「おおくにぬし」を祭神としている。1845築の祠がありこの3面の木彫刻は芸術品である。 金網で保護してる。御岳駅は昭和4年創立の古風な駅舎であった。

12月12日(水) 9:00立川駅青海線ホーム集合→10:00軍畑(いくさばた)駅下車→平溝 橋→高水山登山口→12:00高水山山頂で昼食→岩茸石山→惣岳山→4:08御嶽駅乗車→17:30町田にて来年のスケジュ−ル打ち合わせ後散会。

2001/12/13


トッ プページへ