鎌倉駅、佐助稲荷、桔梗(ききょう)山、 峯山、八雲神社、大仏切通し、長谷駅

2019年2月18日、グリーンウッド夫妻は鎌倉駅から佐助稲荷、桔梗山、峯山、八雲神社、 大仏切通、長谷駅と総距離5.87km、累積登り230mを3:10であるいた。オリジナルプランは寿福寺、源氏山から登るものであったが、佐助 稲荷からに変更したものである。そのトラック記録は

気温は低いが日本晴れのハイキング日和。市役所前で昼飯を調達、鎌倉税務署まで歩く。所得税申告者が列を作っていた。ここで右折し、佐助稲荷に 向かう。佐助稲荷は2008年が2回目だから今回は3回目。今回が一番乾いていて、気持ちよく登れる。稲荷の建物を改築する予定だという。稲荷の本堂裏に は 沢山のキツネの瀬戸物像が供えてある。

急勾配の坂を登ると大仏ハイキングコースに出る。地形を見ながらしばらく北上すると道がニ手に分かれるので西側に入る。左手下の谷底にある一向道緑地から の沢道が次第に上がってくるが、そちらには入らないように歩いてゆくと桔梗山の方から来る道に直角に合流する。ここで左折して桔梗山に向かう。途中右手に分ける 道があるが入らずに真っ直ぐゆくと桔梗山山頂だ。ここの紅葉の木の下で昼食。



桔梗山山頂の紅葉の木

そのまま真っ直ぐ進むと桔梗山を下ってまた登ることになる。楽をしようと先に見た分岐点まで戻ることにする。来る時は気が付かなかったが、この山頂に堀切 があるのを発見。鎌倉時代の防御のための仕組だろう。常盤山が鎌倉時代に北条氏の要塞の地としての役割を担っていたことを感じる。



桔梗山山頂の堀切

分岐点から北斜面をトラバースしてゆくとやがて桔梗山山頂の北側に平らになった場所がある。その平地の中央に建物の基盤らしきものを発見。地図に茶坊跡と 書いてある。

平地の縁までくるとそこに看板があって旧野村総合研究所跡は鎌倉市が管理しているが、建物は除いてその土地は一般に公開していると書いてある。ただタケノコは取ってはい けないとある。砂利道を歩いてゆくと巨大な建物が現れる。これが日本初の本格的な民間シンクタンクとして創業した旧野村総合研究所の建物が2002年に鎌倉市に 寄贈されたものだ。研究所は1966年から87年までここにあったが、バブルが弾けて証券会社も苦しくなったからだろう。皮肉な見方をすれば人間、このような自然に囲まれて刺激の無 い環境にいると脳細胞はなにもア イディアを生まなくなるものかもしれない。猥雑な飲み屋横丁も必要悪というわけか。鎌倉市はここに市役所を移設することも検討したが市民のアクセスが悪い と放棄されたまま、い まだ有効な利用法は見つかっていない。ただ立ち枯れているという風情。



旧野村総合研究所

そのまま建物の前の道を真っ直ぐ西に進んでゆくと二人の作業員が昼飯のためかすれ違う。そして2,3才児保育している保育士に 連れられた子供達に追いつく。子供達と一緒に峯山の山頂にたつ。ここからの眺望はよく、逗子の方の海が見えた。その手前に住友常盤住宅の分譲住宅地が見え る。右手は鎌倉山だ。かって鎌倉山の最高地点からこの峯山の方角を望遠で撮影したことを思い出した。実にスカイツリーまで見えた。



峯山の山頂


峯山山頂を過ぎて更に西に行くと視界が開けた場所にくる。先の作業員が残したと思われるエンジン鋸が置いてある。伐採していたのだろう。ここからは南に殿入 ルートが分かれ、北にタン ポポ・ルートが分かれるが真っ直ぐ八雲神社ルートに向かう。その入り口に竹が繁茂して歩きにくいところもあるという警告が出てるが構わず進む。八雲神社 ルートはその西側にある「フォルム鎌倉常盤」の東側境界に沿って竹林の中を下る。確かにこの竹林はすごいが、難なく歩ける。

事前にネットで調べると鎌倉常盤 道普請の会 が常盤山に健康散策路をと運動している記録があった。笹をかき分けの道だろうと覚悟してでかけたのだが、かなりの運動のお蔭か、普通の山道 として歩けるようになっていた。

急斜面をロープを使って八雲神社に下り小休止。お賽銭を投げ入れるとベルが鳴る。賽銭箱には鍵がかかり、鎖でつながれている。



八雲神社


八雲神社の急な石段を下り、火の見下のバス停近くの民家の裏手から大仏切通に入る。



大仏切通

大仏切通しは静かで快適であった。



大仏切通の木立

以後、長谷駅まで難なく歩き、家に帰る。今回歩いたルートは市販の地図には描いてない。ViewrangerというケンブリッジにあるAugmentra Ltdという会社のアプリで発見したものだ。この地図はWear OS by Google搭載のカシオのProTrekでも利用可能。


寿福寺源氏山から登るプランは総距離5.28km、累積登り180m、累積下り182m、 最高標高103m。

February 7, 2019

Rev. February 25, 2019


トッ プページへ