新穂高ロープウェイ、平湯大滝、飛騨大鍾乳 洞、平湯、飛騨高山、白川郷

2017年9月の台風シーズンでもキャンセルなく山と温泉を確実に実行できるという趣旨で平湯一泊の新穂高ロープウェイ旅行を企画した。

第一日 9月11(月)

安井さんの車で5:30鎌倉発。第三京浜、環状8号、東名高速、渋谷を過ぎ、霞が関から中央高速にのって新宿駅西口スバルビル前にでる。ここで仲間を載 せ、談合坂SA 小休止。松本ICで長野道を降り、一路新穂高温泉ロープウェイに向かう。予定より早く11:30頃新穂高温泉に着く。

第一ロープウェイと第二ロープウェイ(2階ゴンドラ)を乗り継いで西穂高口駅に向かう。往復2,900円。ゴンドラから西を望むと眼前に笠ヶ岳(2,890m)が威容を誇っている。西穂高口 駅の階段を上って展望台に立つと、笠ヶ岳の標高差1,600mに達する巨大な壁面が見える。壁面に見える水平な縞模様はこの山が6,500万年前はカルデ ラ火山であったことの証だという説明版があった。その後の北アルプス地域の隆起に伴う浸食で飛騨山脈(北アルプス)が形成されてみえるようになったとい う。笠ヶ岳の東側に谷を隔ててこのロープウェイが敷設されている奥穂高岳がある。展望台から東を望むと西穂高山荘が見えたが、西穂高岳独標は雲の中。北方 の三俣蓮華岳の方角も、南方の焼岳も雲の中だった。

ロープェイ乗り継ぎ駅で自然放射線を計ると0.1μSv/hで洪積平野より高い値を示す。火成岩は地中深くの放射性物質を含んでいるということだろうか。



第二ロープウェイから西方、笠ヶ岳を望む

西穂高山荘へ向かって出発するパーテ―を見送った後、ここで780円のそばの昼食を取ろうとしたが、うまい そばを食いたいという場違いな要求がでて、昼食を摂り損ねる。そもそも穂高に登ってうまいそばを要求するのは無理な相談。ならばと第二ロープウェイを下り、 白樺平の食堂を覗く。しかしそばどころかカレーライスしかない。第一ロープウェイを下ると西穂高口駅と同じソバはある。しかし、一旦捨てたものを拾うわけにはゆかない。車で延々平湯までも どってようやく「食事処あんき屋」を見つける。ここも780円のそばしかない。他に店はなさそうと観念して摂るが、腹も空いていたいたためか結構うまかった。

次は平湯大滝に向かう。なかなか立派な滝だ。全員で記念撮影。



平湯大滝にて




平湯大滝にて 和田氏撮影

平湯大滝から取って返して飛騨大鍾乳洞に向かう。過去、1997年のタンデム・ツーリング時2006年のジープの旅の2回、この前を通過したが、先を急いでいて立ち寄ったことはない。そしてここで2007年にこの鍾乳洞の発見者である大橋外吉が大橋コレクション館に展示し ていた100kgの金塊が強奪されたことも報道で知っていた。犯人が逮捕され、71.7kgは戻ったが、溶解された姿であった。そのレプリカが鉛に金メッ キして展示されていた。洞窟出口には女陰の形をした洞窟と経営者が制作した神社の前のテカテカの黒御影製の男根で締めくくっていた。

洞窟内で自然放射線を計ると0.033μSv/hでかなり低い。石灰岩は生物の分泌物なので選択されていることが分かる。



平湯は「湯の花ふわり 湯元館」 という中規模(全11室)の旅館(1泊2食付13,000円/人、露天風呂付き大浴場と3つの貸切露天風)に宿泊。大浴場の温度は程度に高く、満喫した。

夕食時、明日、雨が上がれば、バスに乗り換えて、上高地に行こうかと話し合った。夕食後は小辺路の詳細計画を相談し、年齢相応に10km程度にし、逆うちにすること、高野山はパスすることを決めた。


第二日 9月12日(火)

朝方から雨が激しく降り、上高地に行くどころか、松本ICまでの道路のがけ崩れが怖くなった。そこで雨をやり過ごすために出発を遅らせてコーヒーでリラックス。だが宿で時間をつぶすより西の 飛騨高山や白川郷に向かえば晴れるだろう。そして南下して新東海道を東に向かえば降水帯を追いかけることになると想定し、即出発。

昨日の飛騨大鍾乳洞の前を通過して 飛 騨高山に入る。一人が飛騨牛を買いたいと飛騨国分寺の前の店に入る。



飛騨国分寺

高山から白川郷までは高速道路が完成していてあっという間についてしまった。ハーレーをタンデムして1日がかりで走った山間の桃源郷が今いずこ。



展望台より

タンデム・ツーリングに登った展望台にゆくと、茶店ができて大変なにぎわいであった。浦島太郎の気分。でも白川郷の風景は昔通りであった。異なる処は右下の宿舎群は新たにできた事だろうか。

小雨の中を白川郷の南端まで一周し、ソバ畑をみて帰路に着く。



ソバ畑

白川郷から東海北陸自動車道を一路南下。群上八幡を通過し、美濃関Jctで東海環状自動車道に入る。ハイウェイオアシス美濃加茂SAで昼食。隣接して日本 昭和村がある。豊田松平Jctで新東名高速自動車道にはいる。現在NHKで放映中の直虎の舞台を突っ切り、天竜川と大井川と富士川をあっという間に渡って 御殿場で東名と合流。大井松田ICで高速を降り、東京、横浜組を小田急新松田駅に送って、一日を終わる。平湯往復なら325kmだが、大回りしたためトータル走行距離980km。

家に帰り、富士山が夕陽で赤く染まるのをみて無事を喜ぶ。



今回のメンバー:和田、榎本、田中、井上、安井、青木

September 19, 2017


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