グリーンウッド氏は長らく携帯電話使用に抵抗してきたが、2000年12月のNTTの値下げを契機についに、 DoCoMoの携帯を利用しはじめた。人と会う時に行き違いに気分を害することもなく、いずれ楽しむことになる沿岸航海で万一の救難要請に使うためであ る。
使ってみての感想は氏宛てのメールを転送にしておけば、電車のなかであろうと受信直後に受信を知らせてくれることであ る。常時LAN接続と同じ感覚である。ただし問題もある。MP3.comなどの外国からの広告メールが未明に入ってきて安眠妨害となることである。夜はス イッチを切るとしても、小さな画面で必要なメールを不用なメールの中から探し出すのも大変である。いま広告メールをどうカットするかが氏の仕事となってし まった。
携帯電話機によるインターネットは米国より普及が進んだ唯一の例だが、グリーンウッド氏の米国の友人の意見では自家用車 による通勤が多いので、米国では普及しにくいだろうとのこと。i モードを米国で普及しようというDocomoの野望もついえるか?日本では電車の中で黙々とアクセスしている人がいる。グリーンウッド氏も混雑していない 時試したが船酔いしあきらめた。
2000/12/8
この文を書いてから9年経過したが、携帯電話上でインターネットをフルに使いこなせるスマートフォンが世界を席捲し つつある。アップルがiPhone、マイクロソフトがWindowMobileOS、そしてグーグルがアンドロイドOSを開発し、台湾メーカーがこれらを搭 載したスマートフォンを続々と登場させている。日本メーカーはiModeとともに安眠をむさぼっている間に浦島太郎になってしまったようだ。唯一、東芝が WindowMobileOS搭載のT-01Aを発売予定なだけだ。
Rev. June 11, 2009
Rev. January 27, 2012