メモ

シリアル番号 表題 日付

1179

大山詣り

2008/01/11

大山詣りは富士山と江ノ島の弁天様とセットになって半ば信仰、半ば遊びとなっていた。男は大山に詣で、神仏を拝したのちは御師の宿で賭博を楽しみ、江ノ島にお参りして藤沢宿で飯盛女(めしもりおんな)と遊んで帰るか鎌倉の寺社めぐりをしたり、金沢八景経由で江戸に帰った。

女はどうであったかだが、基本的に女は家を守っていればいい、寺参りや湯治、物見遊山などで家をあけるような女は離縁すべきと考えられていた。伊勢参宮でも4-5%であったという。

権力のある女性は例外で、三代将軍・家光の乳母であった春日局は大山に4回参詣している。

1回目:家光継嗣(けいし)祈願と駿河の大御所への直訴
2回目:夏の陣の戦勝祈願
3回目:家光の正室・お楽に子が授かるように祈る
4回目:家光の代参として大山寺造営完成祝い


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