GVは国産のソフトなのでNifty-Serveなどに収められています.LVIEWは,次のFTPサイトに「lview31.zip」というファイル名で収められています.
ftp://gatekeeper.dec.com/pub/micro/msdos/win3/desktop
たとえばNASAの次のホームページには,太陽系の惑星の大変にきれいなgifファイルがたくさん収められていますので,気に入ったファイルをいくつかダウンロードしてみましょう.
http://stardust.jpl.nasa.gov:80/planets
このgif画像ファイルは,ボイジャーやバイキングといった人工衛星から撮影された本当にきれいな本物の写真の画像ファイルです.木星や金星,土星などの惑星の写真もきれいでしたが,やはり何といっても我々の住む地球の画像ファイルが一番きれいでした.
ところで,動画を表示させるには一般に専用ボードの取り付けが必要になりますが,これをソフト的に簡単に実現させることもできます.Web上のムービーフォーマットは事実上,Macintosh仕様のQuickTimeか,Windows仕様のMPEGのどちらかですが,このQTについては私は全くわかりません.MPEGは,上記と同じFTPサイトに「mpegwin.zip」というファイル名で収められています.
では,MPEGムービーのいくつかを見てみましょう.まず,次のホームページにアクセスしてみます.
http://www.eeb.ele.tue.nl/mpeg/index.html
次のタイトルのファイルのサイズが,118Kbytes と小さかったので,ダウンロードし,さっそくmpegwin.zipを解凍して得られるmpegplay.exeを起動して表示させてみました.
The Amerikan flag put on the moon
このファイルは,わずか5秒ほどの映像でしたが,宇宙飛行士が月面をバウンディングしながらアメリカ国旗を振っている映像でした.次にちょっとファイルサイズが 3962Kbytes と大きく気後れしたのですが,次のタイトルのファイルをダウンロードしてみました.
Launching of the DXC rocket
この 3.9Mbytesもあるファイルをダウンロードするのに,28.8Kbpsの高速モデムで23分ほどもかかったのに,実際に表示させてみたところロケットの窓から眺めた大気のような,何だかよくわからない映像が延々と続いて拍子抜けしてしまいました.
なお,このmpegplay.exeは,最初の立ち上げ画面でボタンを3回クリックせよ,というメッセージが出ますのでそのようにします.続けてツールバーのFile-Openボタンを押して,表示を希望する mpegファイルを選択します.さらにMovie-Playボタンを押すことによって映像が始まります.
de JE9PEL/1 脇田
実行すると写真3の画面が現れます.ここからFileメニューで必要な画像を呼び出して表示さすことができます.画像形式はTGA,GIF(87a/89a),JFIF,JPG,それにOS/2とWindowsのBMPがサポートされています.このソフトのよいところは単に表示だけでなく,それぞれの画像形式に保存できる点で,言い換えれば画像変換が簡単にできるということです.
海外から届く画像に拡張子が「TGA」となっているものがあります.これを表示するソフトは見つからなくていままでは一度他の形式に変換して表示させていました.LVIEWを使うようになってその必要がなくなりたいへん便利になりました.
もっと驚くことにフォトレタッチという画像の加工機能も持っていることです.明度調整からガンマ補正,色度調整,それにJPEGの圧縮度などを細かく調整できる本格的な機能があります.もちろん画像の拡大縮小もできますし,プリントや文字入力機能も持っているのですから嬉しいですね.
まだまだいろんな機能がついていますが,残念なことに海外版ですからドキュメントなどすべて英語です.語学に堪能な方が要約でもしていただくとたいへん助かります.筆者はこれを単独で使うのではなく,WindowsのFILMTNといわれるWinFMで使っています.キーマクロに書き込むことでワンタッチで画像が表示できてたいへん便利なのです.このように高性能なソフトが無料ですから,皆さんもぜひダウンロードされて使ってみてください.
読者からいま持っているパソコンでインターネットを利用することができるかという相談をよく受けます.そこで今回はインターネットの利用の最低環境について少し書いてみます.一言でいってWindows3.1が動作するパソコンならたいてい大丈夫です.もちろんマックでも動くますが,ここではDOS/VもしくはPC-98について述べることにします.
筆者はいま主に使っているのはIBMの古いタイプのサブノートパソコンThinkPad230Csというものです.このパソコンのCPUはi486SXの33MHzで,液晶表示は640X480ドットで256色のVGAです.この環境で問題なくインターネットが動作します.ただメモリーだけは8メガバイト追加して12メガバイトとなっています.それとハードディスクの空き容量が20メガバイト程度は必要です.
最近のパソコンは急速に性能が向上しており,2,3年前の商品に較べて性能価格比では数倍となっています.ですからたとえ3年前に大枚をはたいて買ったマシンも,Windowsが載っていないと残念ながらインターネットに使えるソフトがありません.それにそのマシンにWindows3.1を載せることができても,インターネットでは画像表示が速くないといくらスピードが28.800bpsの高速モデムを使ってもいらいらさせられます.となればグラフィックボードが欲しくなります.それにメモリーの増設などもするとかなりの投資が必要です.
一般的に考えると,現在使っている古いDOSマシンはそのままいままで通り使って,インターネット用には別の機器を考えるほうが得策といえそうです.DOS/VマシンでCPUが486の66MHzでしたら10万円以下で購入でき,インターネットマシンとしては十分な性能です.
単にインターネットのWWWサーフィン(いろいろなホームページを眺めて渡り歩くこと)したいだけなら,いましばらく待つほうがよいでしょう.というのはゲーム機メーカーが各社とも自社のゲーム機でインターネットに使えるように競って研究中です.早ければこの号が出る頃には商品として名乗りを上げているメーカーも出ていることでしょう.
そうなればキーボードなしでインターネットがテレビのリモコンを操作する気持ちで使えるようになりますし,価格も5万円以下で販売されるそうです.またリースではアクセス費用込みで月3千円程度で使えるように検討しているメーカーもあるそうです.
家電メーカーもTVにインターネット機能を内蔵する製品を開発中です.狭い部屋にTVとパソコンの同居が難しいかたには大歓迎です.これらが普及するとインターネットもいよいよパソコンユーザーから離れ,一般人のニューメディアとして定着するようになるわけです.そのスピードは予想をはるかに越える速さで動いています.これからがどのように発展するか大いに楽しみです.
また,いろいろなニュースソースからハムの最新情報と画像通信や衛星通信関連の情報を選び出し,「ハム・トピックス」として掲載しています.新しい情報が入手次第たびたび更新していますので,ときどきは覗いてみてください.
http://www.asahi-net.or.jp/~PT5Y-IWSK/topics.htm