秩父34ヶ所観音霊場を気の向くまま、のんびりと歩きます。
午歳は観音様を開帳するので、にぎやかさのなかでの巡礼となります。
一巡すれば100キロとなりますが、時間的な制約もあり交通機関も利用しますが
風光明媚な巡礼道に身をまかせて・・・
第3回目(5月4日・土)
小高い羊山を下って秩父市内に入る。
12番(野坂寺)の山門も立派である。ここへは4月20日に職場の後輩である友人の
49日法要に職場の友人7名とともに呼ばれてきたばかりである。友人の家は、この
お寺の檀家であった。
この法要のときの方丈様のお話は「仏壇」であった。本来お寺で毎日供養するのがあ
たりまえで、ある地域のところは仏壇もないそうだ。
現在、忙しい社会のなかでこのようなことも出来ないのが現状であり、そのために各
家に仏壇を作り、その家の宗派の仏を飾りそして位牌を置き、お寺にお参りしなくもい
いように工夫されたともいえる。
仏壇を拝むことによって、そのお寺の仏様も一緒に拝むことになっているそうだ。
このお寺は開放的で、誰でも本堂に入り直接観音様を近くに拝むことが出来る。
ここでは、1番から34番までのスケッチ画が見られる。また庭園をのんびりと見ること
が出来る。
法要のとき、方丈様と話す機会があり、「秩父はお寺が多いですがいくつぐらいありま
すか」と聞いたら、秩父郡市で65ヶ所あるとのこと。お寺の多い地方である。
参拝してから、彼のお墓に行き線香代わりにタバコをあげ消えるまでたたずんでいた。