秩父札所『午歳総開帳』巡礼記

秩父34ヶ所観音霊場を気の向くまま、のんびりと歩きます。
午歳は観音様を開帳するので、にぎやかさのなかでの巡礼となります。
一巡すれば100キロとなりますが、時間的な制約もあり交通機関も利用しますが
風光明媚な巡礼道に身をまかせて・・・

第5回目(9月18日・水)

今年の夏はまれに見る猛暑だつた。エルニーニョの影響か?それとも温暖化がさらに進んだのか?
9月に入っても残暑が厳しい、そして秋の長雨に見舞われた。
そろそろ残りをまわらなければ思いつつ、この日は久しぶりの天気だ。
思い切って出かけることにした。
17日は日朝国交再開に向けて首相が北朝鮮に飛んだ。
拉致された人々の無残な結果をもたらした(一方的な情報だが)。この世は不条理の世界だ!!
重い気持ちを曳きずっての札所巡りになった。

秩父線の大野原駅に9時10分頃に到着。19番へは15分ぐらいで着く(前回の最終札所)。
ここから20番から27番へと歩く。荒川を渡りなだらかな長尾根丘陵を中心に別所から久那橋を渡り浦山・影森
と、今回の巡礼は長い距離(25K?)になる。
古い巡礼道の案内に沿って10分も歩くと、荒川に架かる秩父橋にでる。古い橋はそのまま歩道専用にして新た
に吊り橋として車専用に作られた。
川辺では、釣り人一人黙々と釣糸を落としていた。今の時期は落ち鮎釣りなのだろうか?。
橋を渡り終えると直ぐ左に折れ川岸に沿っていくと20番(岩之上堂)の手前に出て、川岸に向かって下りていく。

 

陽射しは9月なかばとはいえまだまだ強く、川面からのぼるヒンヤリしたものと、樹木に覆われたお堂に佇んで
いると気持ちがゆったりとしてきた。
お堂に入り観音様に向けてフラッシュ焚くと突然センサーが鳴り響いてしまった。ドッキリする。
直ぐに鳴り止んだが気まずい思いをしながら納経所で散華をいただく。
この札所は個人の持堂であるという、こんなことから警備の面からも苦労されているのかも。

  
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