北京 6つの世界遺産  その2      
 
 8月16日 晴れ 33度 
 
 
故宮博物館
 天安門広場、そこではいろいろの事件や行事が。戦車の前に立つ民主化を求める学生(1989年6月)、1年後に控えてのオリンピックの祝典(8月8日TVで中継)、1949年10月10日のときの皇帝も唄苦闘による中華人民共和国の建国宣言、建国記念日の軍事パレ-ドと天安門城壁上の中国首脳の順序など。広場を囲みも毛沢東記念堂・人民大会堂(日本の国会に相当するが、演説を聴いているだけの)・革命博物館が広場を取り囲んで配置されている。集合写真を撮り(100元=約1550円)、地下道を通り、午門より故宮博物館に入場する。
 紫禁城(故宮)は明の永楽帝が1406年元が作ったものを改築し、1421年に南京から北京に都を移してから清滅亡まで宮殿として使われてきたが、1924年最後の皇帝溥儀の紫禁城退去後、故宮と呼ばれ、博物館となったと(ウイキペディアより)。ちなみに、北京建都を中国では金王朝の首都となった1153年に始まるとして2003年には建都850年の式典を行っている。
 紫禁城は皇帝がまつりごとを執り行う外朝と皇帝の私的空間で后妃と女官のほかは宦官しか入ることの出来ない内廷があり建物は南から北に向けて一直線上に立てられており「天子は南面する」の思想で北に皇帝の宮殿が置かれている。
  外朝三殿:
    太和殿:朝廷の行事が執り行われる重要な場所。中国最大の木造建築。現在修復中。
    中和殿:皇帝が朝廷に出る前の休憩所
    保和殿:王公大臣お宴会場。科挙の最終の試験場
  内廷三殿:乾清宮(皇帝の寝室)、交泰殿(皇后の部屋)、坤寧宮(皇后の寝室)
内廷には、東六宮・西六宮などの宮殿群が三殿を取り囲んでいる。
東西753m、南北961mと広大で約3時間ばかりの時間が観光に当てられていたが、ゆっくりと写真を写したりする時間は無くザ-と見の観光。東六宮では、溥儀についての展示、西六宮では明清代の美術品の展示があり見学する。その間に書道家の実演・販売があり、忙しい。
 外朝三殿では保和殿を、内廷三殿では乾清殿を拝見したが、玉座や掛け軸などがあるが、やはり建物の大きさや屋根・壁の色合いがもっぱらで、あった。
夏休みでもあり、観光客は非常に多く、なかなかゆっくりとはできない。
 昼食は飲茶料理で、ここでも茶器の販売。商売上手というか、ゆっくり食事をさせてと思う。
 
 
北海公園・景山公園
 昼食のあと、故宮の北にある北海公園と景山公園に行く。北海公園は人工池北海を中心とする広大な公園で金元明清の各代の皇家の御苑で、池には瓊華島にはラマ教の白塔が立っており、遠くからも良く眺められる。池には蓮の花が咲き、落ち着いた空気があり、ゆっくりとした気分。ついで、景山公園に行く、景山は人口湖北海の残土で作られた人工の山。この頂上から南の方向に眺めた故宮の写真をよく見かける。明の最後の皇帝が縊死した場所の見学があり、茶芸館で中国茶の飲み方そして販売があった。

 
天壇公園、京劇鑑賞
 天壇公園は故宮の4倍の面積の広大な公園で、天子である皇帝が年に一度、天に祈る場所で円丘壇・皇穹宇・祈念殿よりなりたっているが、祈念殿のみの見学であった。祈念殿では毎年初春に五穀豊穣を祈った場所で3層の大理石の壇上に立っており梁・釘を使っていないとの事で、内部中央の4本の柱は四季を周囲の12本の柱は12ヶ月をあらわしていると。
 公園の緑陰では、胡弓などを練習したり太極拳などをしている人が見られた。

 夜7時過ぎより梨園劇場で京劇を鑑賞。梨園劇場の1階はレストランになっており、2階で日本語でイヤホンガイドで鑑賞。観光客向けの劇場のようで、イヤホンでは、京劇の見方などの解説があった。
平安門広場 午門 午門 午門を入って
修復中の太和殿 保和殿 保和殿 儲秀宮
長西街 九龍壁 溥儀展示 乾清門
暢音閣 珍妃井 北海公園 北海公園
北海公園 北海公園 北海公園 景山公園
景山公園 天壇公園 祈念殿 祈念殿
祈念殿 天壇公園 斎宮 京劇 京劇 西遊記
八達嶺長城明十三陵 周口店類人猿・頣和園
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