北京 6つの世界遺産  その1      
 
 国内旅行は連れて行くこともあったが、外国には連れて行っていないので、10歳の孫を連れての外国旅行をシルクロ-ドでと思い、JTBに申し込んだが、年齢12歳以下はだめとのことで、それならばと阪急トラピックスの『北京 6つの世界遺産5日間』に参加した。午後2時の中国国際航空なので、9時過ぎにMK乗り合いハイヤ-で関空に。添乗員は現地の人とのこと。
 関空も今年の夏から滑走路が2つになり、離陸の待機時間も短くなった。午後4時半、北京空港に着く。時差は1時間。参加者は12名。現地ガイドの中国人H氏が待っており、小型の観光バスに。北京市は日本の岩手県とほぼ同じ面積(といっても、ごく十数年前までは故宮を取り巻く四区が中心で、それを取り巻くように計画的に、共産国の常のように強制立ち退きなどでIT地区、教育地区、国際貿易地区、オリンピック地区などが発展拡張され現在の中心地区は約30km四方の広さであろうと思う)があり、毎日1000台の車が増えているという。故宮を取り巻く形で7つの環道路があり、ガイドのH氏によれば、信号がほとんどなく、快速道路というが、渋滞でとてもそんな印象はもてなかった。来年2008年8月8日に北京オリンピックが開会されるが、交通問題が喫緊の問題で、今年8月17日から20日まで全市の自動車(公共・タクシ-・観光用・政府関係等を除く)のナンバ-奇数・偶数での通行制限が試行された。17日は?和園・周口店の観光だったが、少しは渋滞は緩和されていたかなあという感じ。さて、14日夜はピリカラの四川料理を四川飯店で。そのあと、近くの東安門の夜市をぶらっと見る。90軒ばかりの屋台が同じ店舗の形で並んでおり、種々雑多な食べ物を威勢よく売っており、サソリ、バッタ、ゴキブリなども並んでいる。ホテルは朝陽区華潤飯店。朝食はバイキング。部屋鍵は電子カ-ドで、部屋設備は普通では。
 北京には世界遺産が7つあり、以下に紹介する6つ以外に盧溝橋がある。

 
8月15日 晴れ 32度 八達嶺長城と明十三陵(定陵)の見学
 8時にホテルを出る。途中、明翠珠堂という翡翠店による。北京のパック旅行はどうも、土産物店の立ち寄りが多いように思われる(昼食の場所も大きな物産店になっており、真珠や家具、シルク寝具なども)。
 
八達嶺長城
 11時長城の近く、熊公園の近くは車が、非常に渋滞しておりで歩いて観光用の入口(関城が復元されて入口)に。入口から左側が男坂、右側が女坂で傾斜は女坂
のほうが緩やかである。約70分長城の上を歩く。京都の繁華街河原町のような人ごみ。数箇所の楼の出入り口は狭く一列で。迷彩服をした青少年の一団が目立った。北京は気温32度くらいで、ここ長城でも同じように暑かった。ロ-プウエ-やリフトがあるようで、膝の悪い小生には次回来る事があればそれを利用しよう。ひつこく付きまとわれ、長城の写真集を100元(約1550円)というのを1000円で購入した。
 
明十三陵
 明代の皇帝、皇妃の陵墓群が山裾の広大な敷地に点在配置されており、現在公開されいるのは、永楽帝と皇妃の長陵、14代万暦帝と皇妃の定陵、13代隆慶帝の昭陵の3箇所である。
 定陵を見学する。地下宮殿があり、万暦帝と二人の皇妃の棺(複製・近代的な赤色の金属箱)や王座がある。土墳の下の近代的なビルの地下室という印象。定陵の庭園にはエニシダや白松が植えられており、エニシダの樹は枝が帝王の象徴の龍のように屈曲し、うねっている。帰途、車中より数頭のロバを見た。
 夕食は全聚徳?鴨前門店で北京ダックを。この店は清代から140年以上続く老舗でテ-ブルの傍で、?鴨の皮むきをしてくれる。その後、天橋雑技劇場で北京雑技団のアクロバティツクなすばらしい演技を見る。輪の跳び抜け、椅子を重ねて、頂上での片手倒立、自転車の10人乗り、皿回しなどが連続的に音楽に乗って演技される。
 
東華門美食坊夜市 げてもの 四川飯店 夜市の店舗
八達嶺長城1 八達嶺長城2 八達嶺長城3 八達嶺長城4
八達嶺長城5男坂 八達嶺長城6 八達嶺長城7男坂 八達嶺長城8
定陵博物館 万暦帝玉座 御棺 定陵
定陵 えにしだ(形が龍=帝王) 定陵 長陵を望む
定陵 エニシダ 定陵 北京雑技団 北京雑技団
故宮・北海公園・景山公園 周口店類人猿・頣和園
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