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 高見山地三峰山系)高見山〜三峰山〜局ヶ岳 縦走

@ D C B A
高見山 請取峠 三峰山 修験業山 庄司峠 局岳

 D三峰山〜請取峠 日時:2011.3.27(日)  天気:曇りのち晴れ
 メンバー:オーさん・アイさん・私 GPSデータ: Trackデータ  Pointデータ    使用方法
当初、このコースは年始めに実行する予定だったが、この冬の積雪の多さのため暫く延期していた。
2月に入り比較的雪の少ない東の局ヶ岳から縦走を始めたため、一番最後になってしまったが、今回の山行で局ヶ岳から高見山までつながり、5回に分けた高見山地の縦走もようやく完結した。

前夜の天気予報では朝から晴れ間が広がっているはずだったが、予想に反しどんよりした空模様で、その上新たに降雪もあって気温も低い。そのぶん先週は雪も殆ど消えていた八丁平では、今年3度目の霧氷を見ることができた。

現地まで
自宅・広陵町(5:10発)−−−6:00橿原−−−桜井−−(R166)−−宇陀−−−東吉野村−−(R166)−−松阪市飯高町多良木−−−6:5林道P(1台デポ)−−−7:33ゆりわれ登山口P
自宅←−(約57.5km)−→飯高町多良木林道P←−(14km)−→ゆりわれ登山口P
車1台は下山地点となる請取峠に通じる林道の路肩の空きスペースに停める。昨年末高見山へ縦走した際と同じところだ。ゆりわれ登山口へは一旦R166まで戻り、桑原トンネル手前で左に折れ月出地区から中央構造線露頭地に通じる林道を利用。林道は全て舗装されており、所々小石が落ちてはいるが通行に支障となるような所ななかった。

登山コースとコースタイム
ゆりわれ登山口7:43−−(65)−一8:48八丁平−−(5)−一8:55三峰山−−(35)−−9:33新道峠−−(45)−−10::18白髪山−−(45)−−11:20水無野山(タコラ山)−−(10)−−−11:45大滝山−−(25)−−12:15奥船山−−(25)−−12:54請取峠−−(20)−−13:20林道終点−−(27)−−13:47車デポ地点
所要時間:約6時間5分 歩行時間:約5時間 歩行距離:約14km

八丁平の霧氷 白髪山とタコラ山の中間付近の尾根
このコースの大半は植林内を歩く
三峰山
水無野山(タコラ山)より
水無野山(タコラ山)頂上 大滝山頂上 台高の山々
奥船山の手前より
室生火山群の山々
請取峠手前より
請取峠 高見山
ゆりわれ登山口近く

登山口では無かった雪も植林帯を抜ける当りから現われ、標高1100mを超える頃には木々の枝は霧氷で白くなっていた。先週は雪も殆ど消えていた八丁平も今日は冬に戻り、今年3度目の霧氷を目にすることができた。
今日のコースの前半は多少上りはあるものの白髪峠まで緩やかな下りが続く。ただ白髪峠はいつの間にか通過してしまい、気がついたときには白髪山まで来ていた。
後半は水無野山・大滝山・奥船山とアップダウンが続くが、水無野山手前の上りが少々きつい程度で、後はさほどでも無い。植林が多いこのコースの中で唯一水無野山は自然林が残っており、休憩するには最適な所。頂上は木々に覆われているが、東側は少し視界が開け、堂々とした三峰山を見ることができる。ここを下ると再び植林となり、大滝山・奥船山も共に展望は望めない。ただ一箇所請取峠手前で北に古光山・倶留尊山等がみえる所があるくらいだ。ここを過ぎ最後の急坂を下れば目的地の請取峠に着く。
この峠から高見山へ縦走してから約3ヶ月、ようやく局ヶ岳から高見山まで繋ぐことが出来た。

 C修験業山〜三峰山 日時:2011.3.20(日)  天気:晴れのち曇り
 メンバー:オーさん・アイさん・私 GPSデータ: Trackデータ  Pointデータ    使用方法
現地まで
自宅・広陵町(5:10発)−−−6:00橿原−−−桜井−−−榛原−−(R369)−−御杖村−−−6:55御杖青少年旅行村P(1台デポ)−−−7:20若宮八幡宮P
自宅←−(約60km)−→御杖青少年旅行村P←−(18.5km)−→若宮八幡宮P
今回は2箇所とも駐車スペースには困ることはない。旅行村ではゲートの手前にある登山口に一番近い駐車場に停める。時間が早いためかどちらも車は1台も停まっていない。

登山コースとコースタイム
若宮八幡宮P7:30−−(50)−一8:20尾根−−(25)−一8:54栗ノ木岳分岐−−(20)−−9:18修験業山−−(30)−−9:45川俣峠−−(32)−−10::18黒岩山−−(20)−−10:50涸谷山−−(35)−−−11:25平倉峰−−(38)−−12:05三峰山12:40−−(80・登り尾コース)−−14:00御杖青少年旅行村P
所要時間:6時間30分 歩行時間:約5時間30分 歩行距離:12.4km

川俣峠−黒岩山間の尾根 黒岩山
川俣峠−黒岩山間のピークより
黒岩山頂上 涸谷山手前の尾根
右は三重大演習林
平倉峰
室i生火山群の山々が一望できる。
三峰山頂上から平倉峰に続く尾根
室生火山群の山々
平倉峰より

若宮八幡宮駐車場から栗ノ木岳分岐まで標高差は600m以上ある。そのうえ痩尾根の急激な上りもあってこの日のコースで一番辛いところだ。2週間前に下山した時にはあまり感じなかったが、沢沿いの道も結構きつい。尾根の急激な上りは雪は消えていたものの、下から見上げると”ぞっーとする”ような急激な上りもある。特に急な箇所では木の根を掴みながら体を持ち上げる感じで、一歩一歩足元を確認しながら登る。
分岐から先の縦走路にはまだ雪が残っている所もあるが、修験業山まで明るい気持ちの良い尾根が続く。修験業山からは川俣峠まで一旦大きく下る。峠を過ぎ次の小さなピークから、黒岩山が大きく見えるが、上りは思うほどに時間はかからない。
黒岩山からしばらく南側は植林だが北側は三重大の演習林が三峰山まで続いていており、新緑や紅葉の時期にも歩いてみたいと思わせるような所だ。またこらから先三峰山まで大きなアップダウンはないが、三峰山が近づくに従い残雪も多くなる。
平倉峰は北側が大きく開け室生火山群の山々が一望できる。西から住塚山・国見山・古光山・倶留尊山・大洞山・尼ヶ岳等、この山系では一番の眺めではないかと思う。
今日は午後から雨の予報だったこともあり、雨が降る前に少なくとも三峰山まで行ければと思い、普段より少し早いペースで歩いたこともあって、予定より早く三峰山に着く。頂上にはまだ雪は残っていたが、前回来たときには綺麗な霧氷で多くの登山者で賑わっていた八丁平は、殆ど雪も消え人影も無かった。
八丁平で軽く食事をした後、旅行村へと下る。幸いなことに車まで雨に降られることもなかった。

 B庄司峠〜修験業山 日時:2011.3.6(日)  天気:曇り
 メンバー:オーさん・アイさん・私 GPSデータ: Trackデータ  Pointデータ    使用方法
現地まで
自宅・広陵町(5:10発)−−−6:00橿原−−−桜井−−−榛原−−(R369)−−御杖村−−(R368)−−7:08若宮八幡宮P(1台デポ)−−−7:25津市・道の駅美杉−−−7:45庄司憩いの森P
自宅←(約70km)→若宮八幡宮P←(約11.5km)→道の駅美杉←(約6km)→庄司憩いの森P
今回は庄司峠から西の修験業山へ縦走のため1台を若宮八幡宮の駐車場にデポし、もう1台を国道422号の終点にある庄司憩いの森に駐車する。国道422号は途中の集落を過ぎると極端に狭くなる。路面には小石や杉の小枝があるものの、庄司憩いの森の直前まで舗装されているので、乗用車でも通行可能。

登山コースとコースタイム
庄司憩いの森P8:00−−(30)−一8:31庄司峠−−(40)−−9:12庄司山−−(6)−−9:18庄司の高−−(8)−−黒石山−−(60)−−10:30若宮峠−−(30)−−11:10栗ノ木岳11:26−−(34)−−12:00分岐−−(10)−−12:13高宮−−(15)−−12:28修験業山−−(25)−−13:00分岐−−(80)−−14:30若宮八幡宮
所要時間:6時間30分 歩行時間:約5時間35分 歩行距離:約9km

庄司憩いの森 痩せ尾根の登り
庄司山・若宮峠の中間付近
栗ノ木岳
庄司山・若宮峠の中間付近より
局ヶ岳
栗ノ木岳頂上手前より
若宮峠 栗ノ木岳頂上
修験業山頂上 修験業山手前の尾根

庄司憩いの森から数十メートル戻り、荒れた林道を上がる。道は程なく沢の左岸沿いなる。下部は少し荒れているものの迷うような箇所はなく、30分ほどで峠に着く。尾根道は庄司山を過ぎると所々展望も開け、痩せ尾根も結構あって前回の庄司峠から局ヶ岳間の尾根と良く似ている。
若宮峠から栗ノ木岳へは今日の行程の中で一番キツイ登りだ。数日前に降った雪が数センチだが残っていて、凍ってはいないが滑りやすくピツチは上がらない。頂上は広くはないが以外と展望もある。
若宮八幡への分岐で丁度12時、次回山行はここから三峰山を予定しているので、このまま下っても良かったが、時間もあることもあり、修験業山を往復する。
高宮まで戻ると若宮神社からの登山者数人に出会う。登山道の状況を聞くと急なうえ雪もあってかなりキツカッタとのこと。我々も安全を考え激下り区間が終わるまでアイゼンを着け一歩一歩慎重に下る。後半は沢に沿って下るが、渡渉箇所にはテープや矢印もあって、さほど時間もかからず下山できた。

 A庄司峠〜局ヶ岳 日時:2011.2.20(日)  天気:うす曇
 メンバー:オーさん・アイさん・私 GPSデータ: Trackデータ  Pointデータ    使用方法
現地まで
自宅・広陵町(5:30発)−−−6:00橿原−−−桜井−−−宇陀−−−東吉野村−−(R166)−−7:12松阪市飯高道の駅−−−7:25局ヶ岳登山口(1台デポ)−−−飯高町赤桶−−(R422)−−7:45荒滝不動P
自宅←(約84、5km)→局ヶ岳登山口←(約10km)→荒滝不動P 所要時間 :2時間15分
ようやく気温も平年並みとなり、道路の雪は高見トンネル前後の路肩に塊となって残っている程度。
今回は庄司峠から局ヶ岳へ縦走するため、1台を局ヶ岳登山口にデポしたあと赤桶まで戻り、もう1台をR422の終点近くにある荒滝不動の駐車場に停める。

登山コースとコースタイム
林道P8:00−−(10)−一8:10林道終点−−(45)−−8:55庄司峠−−(43)−−8:24P821−−(60)−−P942−−(30)−−分岐−−(40)−−12:12局ヶ岳12:45−−(50)−−13:36登山口
所要時間:5時間36分 歩行時間:約4時間35分 歩行距離:約8.3km

庄治峠手前の自然林 P821とP942の中間付近の尾根 局ヶ岳
P942の手前より
栗ノ木・修験業〜三峰山
(P942から)
鈴鹿の山々(P942から)
望遠160mm相当で切取り
P942峰
後方は学能堂・倶留尊・大洞・尼
(局ヶ岳頂上より)

駐車場から10分程で林道?国道?の終点に着く。これから先は植林帯で流れのある沢沿いの上りとなる。尚、取り付きから僅かな距離だが道を横断するようにワイヤ−ロープが張られており、何度も頭を下げ通過する。沢の流れが途切れるとまもなく植林帯を抜け、明るい自然林に替わり峠まで続く。峠付近の尾根の北斜面は植林されており、南側のような明るさは無い。
庄司峠で標高は約710m程、局ヶ岳に向かって序々に高度を上げることになるが、この間小さなピークが幾つもあり、何れもかなりの急坂である。また痩せ尾根に岩稜もあり、変化に富んだ尾根歩きが楽しめる。以外だったのは、時期的なものもあるが、処々で視界が開けており、特にP942付近の尾根からの眺めは素晴らしい。この日はうす曇ではあったが空気は澄み、台高の山や三峰山・大洞山は勿論、鈴鹿や遠くは御岳・中央アルプス・南アルプスまで眺めることができた。
尚、尾根上には殆ど雪は無かったが、局ヶ岳への最後の急坂は北面のため雪が残っており、その上処々凍っておりアイゼンを着けておけば良かったと思いつつ、何とか頂上に着いた。頂上には美杉側から上がってきた年配の男性2人が先着していた。前回(1/30)は頂上からの展望は良くなかったが、今日は伊勢湾もハッキリ確認でき、縦走路から見えていた山々を再度目に収め、春のような陽気のなか雪も消えた登山道を飯高側に下山した。

 @請取峠〜高見山 日時:2010.12.19(日)  天気:快晴
 メンバー:オーさん・アイさん・私 GPSデータ: Trackデータ  Pointデータ    使用方法
この山系の高見山・三峰山・修験業山・局岳には何度か登っており、機会があれば縦走もしてみたいと思っていたが、如何せん車1台ではどうにもならず半ば諦めていた。しかし今年になり車2台での縦走が可能になった。
ネットでは日の短いこの時期でも、高見山から三峰山間を日帰りで歩いている方もおられるが、我々は余裕をもって2回に分け縦走することにした。
請取峠から三峰山は年が明けてなるべく早いうちに、また三峰山から東へも是非歩きたいと思っている。

現地まで
自宅・広陵町(4:30発)−−−5:00橿原−−−桜井−−−宇陀−−−東吉野村−−−6:00大峠(1台デポ)6:10−−−6:30飯高町太良木・林道P
自宅←(約51km)→大峠←(約13km)→林道P 所要時間 :
高見トンネル西口から下山地点の大峠(高見峠)に上がるが、峠には既に2台が停まっていた。峠は風があり非常に寒く、トイレ横に置かれたバケツの水も硬く凍っていた。ここに1台デポし、もう1台で高見トンネル西口まで戻りトンネルを抜け三重県側に入る。登山口の請取林道終点までは先月下見をしていたので、迷うことなくデポ地点まで到着。この林道は最初はコンクリート舗装されているが短く、大半は地道である。車高の高い四駆であれば終点まで行くことも可能だろうが、乗用車タイプでは無理かもしれない。

登山コースとコースタイム
林道P6:45−−(35分)−一7:20林道終点−−(20分)−−7:40請取峠−−(35分)−−8:24請取山−−(60分)−−9:28トクマ山西峰(東峰往復10分)9:55−−(55分)−−10:58高見山北尾根分岐−−(45分)−−11:50高見山12:57−−(25分)−−大峠(13:23着)
所要時間:6時間38分 歩行時間:約4時間35分 歩行距離:約9.6km

登山道
奥ノ山を過ぎて、雪は日陰に僅かにあるだけ
トクマ山の急坂 トクマ山東峰 雪の尾根道
トクマ山西峰付近、正面には木々の間から高見山が
トクマ山と三峰山
斜面崩壊地より
高見山
頂上直下北側より

林道終点から峠までの道はハッキリしているものの、崩れかけている所もあれば立派な石垣が残っている所もある。以前は峠超えの道として結構利用されていたのだろうか。なお崩れかけている所も通過するには特に支障はなかった。峠には登山者が付けた小さなプレートが2・3あるが、地形図の請取峠とは300mほど離れている。
峠から先は奥ノ山(請取山)まで植林内の小さなアップダウンが続く。奥ノ山を下ると今度はトクマ山(高尾山)へ、このコースで一番の急な登り(標高差約300m)が始まる。トクマ山は西峰と東峰からなるが、両者間の尾根はほぼ平坦で片道5分程度。尾根の東は人口林、西側は自然林となっている。トクマ山からは一段と自然林が多くなり、雪が積った快適な尾根歩きとなる。トクマ山の先で北に緩やかに延びる尾根に進みそうな箇所があるが、ここは進行方向の急な斜面を下る。この先、痩せ尾根がありこれを抜けると高見山北尾根の分岐に出る。これから先は北尾根を縦走したときに歩いたが、前回と違って登山道は全て雪に覆われていた。また高見山北側になるだけあって、雪の量は先程までよりも多く、急斜面や下りではスリップしないよう慎重に歩く。
ほぼ予定していた12時の少し前に頂上に到着。頂上は雪も殆ど解け暖かい日差しの下、避難小屋前や展望台の上では数組のグループが昼食を摂っていた。我々もオーさんが準備してくれた暖かいチゲ鍋をいただいたき、今日歩いてきた尾根を確認した後、大峠へ下った。

その他・見所・関連山行
高見山北尾根  他の高見山山行記録  三峰山山行記録  ”学能堂〜三峰山”縦走記録

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