9月16日(金)...10日目 本州再上陸、越後路編
AM4:30起床! は、早い!!とは言っても、あと1時間程で新潟に到着なので仕方がない。夏とはいえ、外はまだ暗い。眠い目をこすりながら荷物をまとめる。フェリーは、ゆっくりと信濃川へ入って行く。フェリー発着場は、信濃川にちょっと入った所にあるのだ。
(5:30) 新潟着。 やはり北海道と比べると、こっちの方が暖かい。まだ夏の名残がある。
大勢のツーリングライダー達と一緒にフェリーを出る。その中には、カブ(新聞配達などで使われているバイク)に乗っているライダーがいたりして、ぶっタマげた。やるな〜。とりあえず(またまた)新潟駅へ向かう。道はよく知らないけど適当に走って行くと、あとからバイクがゾロゾロと何台もついてくる。「おいおい、俺だって良く分からね〜ぞ」適当にバイクを止めて、彼らを先に行かせて、地図で道順を確かめた。
予定としては、今日は新潟大に行ってる連中と久しぶりに会って、誰かの部屋に泊めてもらおうと思うのだが..。途中「セーブオン」で朝メシを買って、広川の部屋へおじゃました。まだ朝の6時半である。「まだ寝てたよね、やっぱし..わりい、わりい!みやげ買ってきたからさ..」俺達もメシを食って、1〜2時間寝ることにした。
11時頃起きて、新潟大の学食へ。う〜ん、これが昼間の大学か〜。しかも国立だもんな〜。女の子もたくさんいるし..あ、明るい..。あっけにとられた。カレーにみそ汁とサラダを付けて、300円!。法政の学食より安い!。
そのあと広川の部屋へ戻って、ともひさ達とも会ったりしたのだが、一週間以上旅を続け日常生活から遠ざかっていた俺達にとっては、一気に現実へ引き戻されたようで、少々気が滅入ってきた。旅の途中だし、まだまだツーリング気分も味わいたいので、今日も少し走って、どこか適当なところに泊まることにした。「また、今度ゆっくりくるよ!」。
(14:30) 新潟発。 8号線→ 六日町YHに予約の電話を入れる。 途中、雨が降り出す。
→ 長岡市→ 17号線→
(17:30/144Km) 六日町YH着。
結構でかいYHだ。しかし...ホステラーは俺達二人だけのようだ。まっ、ツーリング最後の夜だし、水入らずってやつで、旅の思い出でも語りながら酒でも飲むか..。それにしても、二人だっていうのに部屋がまた広く、20人位は泊まれそうである。向かい合った二段ベッドを、二人分ずつ使わせてもらうことにした。風呂は..というと、これがまた広い風呂場なのだが、大きな浴槽の中に家庭用のちっちゃな風呂桶が置いてあって、その中にだけお湯がはいっている。セコイ!。ここのYHは、冬は大きなイベントがあったりして、スキー客で大変にぎわうらしいが、シーズンオフなんてまあ、こんなもんですか。
750円にしては少々お粗末じゃないかと思う夕食(シーズンオフだもんね)のあと、もう一人ホステラーが到着した。ありゃ、女性ライダーである。二言三言、あいさつ程度の話しを交わす。いやあ、楽しい夜に..なる訳ない。当然ながら部屋は別々だし、夕食は食べちゃったし..部屋の窓から彼女のバイクがちょっとだけ見えたので、バイクのメーカーや機種が何かという話しで盛り上がっていた(寂し〜!)。正解はホンダのニューVT250でした。
寝る前に、二人しかいないんだから酒でも飲もうや、ということになり、田沢湖のバンガローで飲んだウイスキーの残りを取り出す。が、困ったことにコップがない!。洗面所にも置いてない。ど〜しよう?と、ここで困った時の清水頼み。.?。「ウイスキーの瓶の中に直接水を入れれば、水割りになるじゃねえか!」と清水の案。この時ばかりは、マジで清水が天才なんじゃないかと思った。エライ!
最後の晩も、こうして静かに(?)眠りに就いた。
本日の走行距離...144Km