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いよいよポルトガルを離れて帰途についた。 途中のトランジット空港がパリのオルリー空港から移動して、シャルルドゴール空港だった。 乗り継ぎに少し時間があったので、パリ市内を散策することにした。 朝早くの飛行機だったので飛んでいる途中で朝日が機内を照らした。機内食はパンとコーラーだった。 フランスの首都パリ。その街の美しさは「花の都」と称され、世界に名だたる観光地として親しまれている。 会社で、大阪の御堂筋はパリのシャンゼリゼにも負けないと言われたが、実際に見ると格の違いを見せつけられた。広い歩道と車道はどう頑張ってもシャンゼリゼには太刀打ちできない。 |
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空港に降りて電車に乗るのを待っていると、目の前でヨガをしている美女がいた。 タクシーはほとんどがプリウスだった。日本人としてちょっと誇らしい。 まずオルリー空港からシャルルドゴール空港に移動し、荷物を預けることにした。ちょうどテロが盛んになりコインロッカーが使えないので預けた。バッグを預けてからまた電車に乗り、パリへ向かった。 電車の中では各国の言葉で行き先を案内していたが、日本語では、 「電車に乗ったらバッグなどのすりに注意してください」であった。それほど日本人が被害にあっているのか。 私はすでにポルトガルでスリ被害にあった。ここパリでも日本人は狙われているのか。日本人に対してはスリ注意だった。
シャルルドゴール空港で荷物を預けたあと空港からパリ市内に向かった。ちょうどクリスマス。デパートや地下街の飾り付けがクリスマス一色だった。日本よりはすっきりとディスプレイされていた。
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パリの滞在の何時間で、スリ被害に2回もあいかかった。 一回目は、橋の上で女性が3人ほど何かのアンケートだといって寄ってきた。そのアンケート用紙はボロボロだったのでさすがの私も「これはおかしい」と気がついた。すると後ろから男性が英語で「・・インユアポケット・・」と笛を吹き大声で叫んだ。意味はわからなかったが、「そこのおじさんあなたのポケットに注意しなさい」とでもいったのだろうか。それを聞いた途端女性達がてんでバラバラに逃げた。女性達はアンケートの体でポケットから財布を抜こうとしたのだ。これは私のすぐ後パリへ行った人も同様の経験をし、風体を聞くと私が被害に遭いそうになった女性達のことだった。アンケートを装ってポケットから財布を抜くというのが「お仕事」らしい。 二回目は地下鉄を降り、エスカレーターで地上に上がろうとしたときである。 ディバッグを背中に担いでいたのだが何か触ったような感じがし、後ろを見ると男性が左足を押さえてうずくまった。エスカレーターでそのまま上まで行ったが、降りてからバッグを確かめると鍵をかけていたディバッグのチャックが開けられていた。 幸い荷物がいっぱいで抜き取れなかったと思うのだが被害はなかった。なんとチャックのタブが切られて鍵が無くなっていた。そしてチャックを開けたのである。鮮やかな手口である。敵ながらアッパレ。 面白かったのはエスカレーター中程では左足を押さえていたのに、エスカレーターを降りて振り向きその男をにらんだとき押さえていたのは右足だった。 3人一組のような感じであった。仲間のような男性がいた。まずすれ違いざまに私のバッグのタブを切り、次の男がチャックを開け中のものをとり、そしてつぎの男に「戦利品」を渡すのだろう。ストリーは読めるのだがそのときまで私は気づかなかった。 日本人だね。私のように景色に気をとられて神経が全身にいっていないのは特に狙われやすいようである。反省。 いろいろありつつもシャルルドゴール空港のバッグを受け取り、搭乗手続きを済ませ、後はフライトを待つだけとなった。結構時間はあったが、空港を行き交う人々を見ていると飽きなかった。 |
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ポルトガル、フランスと巡ったが面白かった。 感じとしてはポルトガルの方が飾り気がなくよかった。 フランスも地方に行けばもっといい景色と人々に出会えるのかもしれない。 羽田に無事帰り着いてのカレーは美味しかった。 |
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