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フジタ ST | |||||||
カヌーを初める時、誰でもそうであるように、どれにするかかなり悩んだ。 二人乗りで、ツーリングができて、釣りができて、海も川も行ける。 そんな欲張った希望があったのである。 いろいろカタログを見て、最終的にフジタのSTにした。 この時QGがすでに出ていて、STよりスピードが速いとわかっていたのだが、荷物が積みやすそうなSTに決めた。 組み立ててみてびっくりした。うまくできている。 昔、立体の組み立てパズルで船を作ったが、ちょうどそんな感覚で、組みあがった。荷物も、釣り用のロッドも積みやすい。直進性、回転性も悪くなく、初めてのカヌーとしてはベストであった。 ちょうどバス釣りにあちこちに出かけていたときなので、ダム湖や川に漕ぎ出し、よく使った。 難点は、重いこととパッキングが二袋に分かれることである。海を行くとき、電車で元の場所に戻るが、荷物が多くなり大変であった。 海を長く漕ぐのが大変なので、ウィンドサーフィンのセールを友人から譲ってもらい、セールをつけられるようにした。これは効果抜群で、追い風の場合ほとんど漕ぐ必要が無く、パドルは方向を保つために時々いれる程度で走れる。これにラダーがついていればなおよかったのだが、荷物が重くなるのでつけなかった。 カヌー仲間からは、セールは邪道だといわれたが、オプションでセール付きのカヌーもあり、楽に長い距離が漕げるということに関しては、セールはあればいいという気がする。 2002年で約10年間目になった。 ほとんど乗りっぱなしできたが、カップリングゴムの脱落などの、細かなほころびがあるが、基本機能で際だって悪いところもなく、現役で十分使える。 |
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(和歌浦 片男波海岸) |
(和歌浦不老橋手前) |
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フジタ A−1 | |||||||
STに乗っていて、これを初めて漕いだときは、なんと安定のない船かと思ったが、なれてくるにしたがって、こんな乗りやすい船はないと感じた。 回転性もよく安定しており、スピードも速い。 かなりの波でもクリアしていける。 船尾にアルミの安定板があり、これがまたよく効いている。取り外しできるようになっているが、外すとリバーカヤックのように直進性の全くない船に変身する。初めて沈したのもこの船で、古座川の真砂でやってしまった。バイクでこけるときと同じで、まず周りを見回し誰も見ていないか確認した。 この時は吊り橋の上からきっちり見られていたのである。この時はぼくだけではなく、他に2艇が沈した。 まだみんなスキルもなく、川は、そんな初心者にささやかな試練を与えたのである。 A−1はFRPなので、13kgと軽いのと、組み立ての時間が不要ということで、毎週のようにどこかに漕ぎに行った。 工夫したところと言えば、 釣りロッドをつけられるように、木でホルダーをくっつけた。 またロッドを振っているとき、パドルが転げ落ちてしまうので、そのホルダーの上面とパドルにベルクロテープを貼り付け、落ちないようにした。これは漕ぐ手を休めるときも便利である。あとはロープフックを前後に4つずつ取り付けた。 これでシーカヤックのように、荷物をくっつけて漕げるようになった。 このカヌーが、一番利用頻度が高い。熊野川から始まり、和歌山の川はほとんど漕いでいる。海も穏やかな時は、これで行っている。 ファルトのように、スキン(船体布)の水洗いもいらず手間がかからないからである。 はじめてのカヌーとしては、このカヌーがおすすめである。・・(この艇は友人に譲り今はない) |
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(紀ノ川) |
(日置川) |
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![]() (湯浅湾) |
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フジタ KG−1 |
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これは、AQUAさんから安く譲ってもらった。 これを買った理由というのが、熊野古道の、淀川と熊野川を漕ぎたいためである。 A−1は車がいるし、STでは少し重すぎる。 そこでAQUAさんの、あまり乗らないKG−1をということになった。 この船、スタイルに似合わず速い。 16KGと軽いのに加え、喫水からでている部分が比較的低いのとで、風の影響も少なく、意外と速い。 組み立てやすく、かなりしっかりしている。 キールラインが、はっきりしているので、A−1と比べて回転性は落ちるが(当然)、安定性がよく瀬に突っ込んでも不安感はない。 古座川などの浅いところを漕ぐとき、底をする確率が高いが、安定がいいので船を傾け、キールが岩に擦らないように、漕げる。 欠点としては、少しセンターが出にくいのと、ザックがいかにも安っぽいところである。 はじめから付いているザックで、環状線に乗るのは少し気が引ける。それよりも何よりも、きちんとおさめていかないと、ザックのジッパーが閉まらなくなる。もう少し余裕のあるザックがほしい。ということで、大きめのザックを買った。 今度のザックは、ライフジャケットも入れられる余裕があるので、ソロでも行ける。 かなり古いが、2002年からはこの船が活躍しそうである。 |
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アルフェック ボイジャー460T | |||||||
会社の関係で、少しまとまったお金が入ったので、カヌーを買うことにした。 いろんなカヌーメーカーのカタログをためつすがめつした。 条件としては、2人艇、軽い、持ち運びが容易、ソロでも楽に扱える、安定がいい、釣りがしやすい。となると、ファルトとなった。 シーカヤックもほしかったが、これはいつか自分で作ることで納得し、ファルト一本にした。 最後に、フジタのアルピナ2と、このボイジャー460Tで迷いに迷った。 決め手は、値段はともかくオプション類がアルフェックの方が比較的安かったのと、スキンが溶着型であったということである。 STもKGも、縫い目から多少水が入ってくるからである。 浸水式(進水式)は5月18日にした。 船は早くから来ていたが、機会が無く枕元に大きなバッグを置いたままにしていた。 紀ノ川の田井ノ瀬河川公園からおろすことにした。 本当は椿山ダムでおろしたかったが、時間がとれなかった。 マニュアルを見ながら、組み立てていったが、ファルトのことがよく研究されていて、組み立てやすく、分解しやすい船に仕上がっている。 苦労するセンター出しが、ガイドが付いていてやりやすい。 安定は抜群にいい。エアーフロートが大きい分、3人乗っても全く不安なく漕げた。 次の週に、和歌浦マリーナシティで、二人乗りで風と三角波の中を漕いだが、不安感はなかった。 熊野川カヌーマラソンでも、他のファルトが沈してる瀬も楽々クリアした。 アルミの素材については、まだ沈もしていないし、強烈な瀬を漕いでいないので、耐久性については何とも言えないが、かなり頑丈に組み立て上がりスキン(船体布)のたるみもない。 |
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