西国三十三所巡り
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第十七番六波羅蜜寺  おもくとも いつつの罪はよもあらじ六波羅堂へまゐる身なれば
六波羅蜜寺は、八坂神社からも清水寺からも、それほど遠くないところにある。車一台がやっと通れ第十七番六波羅蜜寺る古い町並みの道を入るとあるが、もし破魔矢などを持って歩いている人がいなければ通り過ぎるところであった。

寺名になっている「六波羅蜜」とは、「布施」「持戒」「忍耐」「精進」「禅定」「智慧」を表しているという。私は、全てが当てはまらないので心苦しい。
そういう人間を観音様は助けてくれるのかな。

六波羅蜜寺は空也上人によって「西光寺」として立てられたが、上人の没後、弟子の中信によって改名されたそうである。

ご本尊は、悪疫退散の願いを込めて、空也上人が自ら刻み車に載せ市中を曳き廻ったという「十一面観音像」で、国宝である。これにより、悪疫はやんだというので、御利益は立派なものである。
第十七番六波羅蜜寺
宝物館にある空也上人像は、口から6体の阿弥陀仏が出ている。
上人が念仏を唱えると口から阿弥陀仏が現れた、という言い伝えにより作られたそうで、当時の僧とは違い「市中の清貧な僧侶」であった空也上人は貴族などより民衆から支持を受けていたことが分かる。
平家が最も栄えていた時にはこの辺りには5千を超える堂や邸が建っていたそうで、有名な六波羅探題などもここにあったという。

平家は都落ちの際に、自ら火をつけすべてを焼き払った。
境内には平清盛公の塚があった。
権力者というのは、去り際が割と潔くない。

新年の初詣の人出が多く、ごった返していた。
稲の穂を束ねたものを配っていた、記念にともらったが、それにはいろいろ飾り付けをする必要があったのである。
私は、お金が貯まるように俵にした。

このお寺は、本堂、空也上人像、僧形座像が重要文化財で、各像は宝物館にある。
六波羅蜜寺は、駐車場がないので困った。まわりの道も狭い。
電車かバスがいい。
第十七番六波羅蜜寺 第十七番六波羅蜜寺 第十七番六波羅蜜寺
(賑やかな境内)
第十七番六波羅蜜寺
(参詣者皆に稲穂を配る) 
第十七番六波羅蜜寺 第十七番六波羅蜜寺
(稲穂に思い思いの飾りをつける)
第十七番六波羅蜜寺
(案内板)  
  第十七番六波羅蜜寺
(かわいいお地蔵さんと) 
  第十七番六波羅蜜寺 第十七番六波羅蜜寺   第十七番六波羅蜜寺

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