西国三十三所巡り
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第十九 行願寺(革堂)  花を見ていまは望みも革堂の 庭の千草も盛りなるらん
革堂は探すのに苦労した。西国三十三所 第十九番 革堂
京都に来た折りにふれ参詣しようと何度か探したが、見つけることができなかった。
今回はハンディナビを持って探したが買ってすぐだったために使い方がよくわからず、ビルの谷間などに行くとGPSが作動しなくなり、結局は地図を見ながら人に聞きながらの到着であった。

革堂は、こぢんまりしているが歴史を感じさせるたたずまいのお寺である。
開祖は行円上人で、密教行者のしるしである宝冠をかぶり、いつも革の衣をまとっていたので、いつしか「革聖(かわひじり)」と呼ばれ親しまれたという。

近所の人に道を聞くと、
「ああ、革堂さんですね」と、おじいさんかおばあさんを紹介するような口調で案内してくれた。それほど地域では親しまれているということか。
1004年(寛永元)年に、開基というからすでに1000年の時を経ていることになる。案内書でも何度か火災にあい西国三十三所 第十九番 革堂その都度再興を繰り返してきたという。
本堂前の石畳を隔てて寿老人神堂が建てられている。

寿老人神堂は京都七福神巡りの一つになっている。
ここの寿老人像は桃山時代の作とされ、秀吉が万人快楽のため、ここ行願寺に祀ったと伝えられている。
ここの本堂と鐘楼は京都市の有形文化財である。
現在の革堂は、周りの民家に押されて山門は小さく見えるが境内に入るとそのたたずまいは1000年の歴史ある寺にふさわしい雰囲気である。

革堂周辺の道沿いには骨董店が多く、そのウォッチングも面白い。
さすが京都という感じである。


西国三十三所 第十九番 革堂 西国三十三所 第十九番 革堂 西国三十三所 第十九番 革堂 西国三十三所 第十九番 革堂

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