ぴー・チョー |
![]() 店には上半身褐色で長髪を後ろで束ねたいかにも「登れそう」なクライマーが店番をしていて、やさしそうな顔とギコチナイ微笑みで応対してくれた。 Mikiは当初計画していたように、さっそく「子供を見てくれる人か、ビレーヤーを探し Mikiのアジアイングリッシュが通じないのか、彼の認識に「子供を見てくれる人を雇用する」などという概念が無いのか・・・結局、話はきまらないまま・・・・ こまったスタッフ曰く『あした八時半にここ来れば、僕の友達が来て、君を助けてくれるかもしれない』
店には昨日と別人の、でもやっぱり登れそうなクライマーが真っ黒の上半身を見せて座って居た。Mikiがその男性に話をしていると、昨日の店番をしていた彼が話に混じり、そうこうしているうちにMikiの背後にいたもう一人の青年も会話に混じってきた。 その間、3人の会話はタイ語だったので私達には解らなかったのだが、3人の協議の結果、ショップの青年達は「彼に相談しろ」と背後男青年を指差した。 この男は、顔立ちはタイ人だが、体の色は、真っ黒で、背中、腕、足に刺青、怖面の年頃は20台の’おあ兄さん’である。どうやら、彼もクライミングガイドらしく、Mikiとかなり怪しい英語で気迫に満ちた会話を展開している。 彼の名前はCho Match 「あのChoの風貌に驚かなかずに、よく決めたね」 ※miki曰く「日本国内ないならいろいろ判断の仕方があるけど、外国などで瞬時に人間を見分けるには、目を合わせて話をすることと、的確に解答する人を選ぶのだ」そうです。
彼はYU君ととても楽しく接してくれ、YU君も毎朝の待ち合わせ場所に『ピーチョー』(チョー兄)を連発して、かけて行き彼を向かえるのが滞在中の朝の日課となりました。 彼はクライミングでも我々の調子を見ながら、ルートを選定して、時には先に登ってクイックドローを掛けてくれたり、YUの機嫌を取ってくれたり、新ルートを紹介してくれたりでとても役に立ちました。 Mikiは『クライミングに集中することができて、こんなに登るのが楽しかったのは初めてかもしれない』と感想を述べています。Choの素性はわかりませんが、フリーのクライミングインストラクターで4年半仕事をしている事、毎朝、クラビから通ってくること、仕事以外で週に3日ほど登ってトレーニングしている事、弟は修業中であることなどを知りました。
しかし、北海道の著名なクライマーのように『クライミングは自分でするもの』(誰も言ってないけど)とバリバリの人には、許せないでしょうが・・・ |
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