クライミングは楽しい

(^_^)v エリア名やルート名は、ガイドブックを購入してご確認ください。


 最初にウォムアップ用に紹介されたのは[Area Name ->One Two Three/ Rute Name -> Non-name]グレード5のルート、フリーソロでも登れそうだが先ずはClimbしてみました。初めてのクラビの岩の感触は、暖かく、優しいものでした。

 義経岩(洞爺村)のような脆さも無く、岩膚も「とげトゲ」していないので指も痛くありません。青巌峡(占冠村)の岩は威圧的で、カチカチしていて威張っている感じがありますが、クラビの岩は、摂氏40度の熱さが体全部を繰るんだ温湿布の役割を果たしていて、まるで人当たりの悪い名医のように「ほら、登りな」と語りかけているようです。

 私の右手は5年生のときに「忍者ごっこ」で怪我をして、親指が曲がらず手のひらは神経が通っていない状態です。冬山登山ではいつも右手が冷えに弱く、凍傷に気を使っていました。しかし、このときは右手の違和感が無く快適なClimbingを楽しませてもらいました。

 我々は初心者のような顔をしていました。事実、冬の間のブランクを埋めるための訓練中で、北海道でも5.10クラスを登るのがやっとでビギナーよりしまつが悪い状態でした。

 インストラクターのChoも我々の水準を見極める必要があったとのでしょう、ガイドブックにも無いこのルートでテストされました。

 ChoはMikiを降ろしながら、「彼女にアドバイスをしても良いか」と私に聞いてきました。私は「いいよ」と答えると、降りたところでMikiにクリップ手際の悪さを指摘していました。「こうすんだ」と・・・・・ね


 次に登ったのが「Maui Thai/Massage TheRock」でグレード6a+、最初にChoが登って見せました。

真黒で大きな体をゆらりユラリと揺さぶりながら、知り尽くしているルートを少しも間違えることなくゆっくりと登っていいます。ダイナミックなムーブはないが、止まることなく、まるで像が鼻を揺さぶって、ゆっくり食事をしているようなリズムで確実に登っていきました。

登りきると「Tension!」の掛け声とともにこちらに顔を向け、ニコリともせず、自分を降ろすように私に指示をして、体育教官かと思うような顔つきで私の側に降りてきました。

 会話もないまま私が登る番になり、Choが残してきたクイックドローでルートを確認して登り始めました。それに導かれて、最初に簡単な乗り越しを越えてから右上し、フェーズに入ります。

 私はいつも登りがチャカチャカしているのでChoの登りとは感じが違い、せわしない[忙しい]のぼりになります。

 2本目のクイックドローからのフェース[のっペらした岩]で手順が逆なのに気がつき、4手ほどクライムダウンしました。再度登り返して、核心は「エイ!」とデッド[落ちる前に次の岩をつかむ動作]で登りきってしまった。6B?とても易しく感じました。グレードより気持ちが良いですね。


 ガイドブックには無い新しいルートに登った。[Diamond Cave North Face/ unknow]

 最初に易しい7mほどの壁を越えてすぐにテラスとなり、そこから第二の壁が8mぐらいあるという2段に成ったルートです。

 最初にChoが登るが(写真)グレードもわからないので、彼の登りを観察していました。すると2段目の出だしが核心のようで、左の遠いホールドを取ってから、右手で持つホールドに右足を乗せ、「ん!!」との掛け声で、右上の遠いホールドをバランス良く、立ちこんで取りに行くというものでした。

 私はその一連のムーブを頭に入れていたので、自分がトライするときには全く同じムーブで一撃することが出来ました。もしも核心のムーブを知らなかったてこずったでしょう・・ということでグレードは6Bとしました。

 降ろされる途中で隣を登っていた別のインストラクター(レゲー風でタイ人にはとても見えない)が私の登りに拍手を送っていたので、たいしたものだったのかしれません。

 Mikiは同じく一撃でしたが、我々の登りを見ていなかったので、核心を右にまいて少し易しいルート取りをしたようです(写真)。・・・・I am not sure

Mikiの登りはネチッコイね。熱いけど、くたくただけど、気持ちいいね・・YUも岩場まえのハンモッグにゆられて最高です???


 昨日、2回テンションしてしまった「One Two Three/Make a may(6B)」を再度トライしました。

「Oh勝ね」「Miね」ともOSしたルートです。見た目は下部の方が難しいのかと思いましたが、出だしはガバ続きで、簡単に登れます。

上部のフェースに入ってからが楽しい所のようです。2回目のトライなので「ウイ」とか「よいしょ」とか掛け声をかけながら進むと、丁度、力がなくなってきたところで終わりという感じです。

見晴(名寄市)だったか、赤岩(小樽市)だったか?どこかで登ったことのある様なルートです。Mikiも続いて成功しました。楽しいルートですね。


 「OGIりん」が2回目にRP(成功)したと聞いていたので、ためしにトライしたのが「One Two Thrww/Quarkz」でグレード7B。

 2本めのクリップまでは何とかなるが、3本目までが難しい、チョークの跡が残っているのだがムーブもわからないまま、2回のトライで終了しました。

出だしは1本目のボルトの3mほど左から取り付き、右へのトラーバス気味にボルトに近ずく、2本目のボルトは近いので、1手分だけ、直上してクリップ。

 そこから、左足を広げて左手の遠いホールドを取りに行く、この数手は青巌峡(占冠村)のようなカチホールドで細かい。

 3本目近くのガバホールドをとると、後は「わしわし」と力任せに終了点を目指すのである。

 きっと「OGIりん」は力に物を言わせて、ねじ伏せたのだろう。私はチョークの跡にだまされたような気がしてならなかった。ちょっと悔しかったね!!


 Choが作ったというガイドブックに無いルート「Duncan's Boot/Cownboy Dragon(6A)」に登った。

 ボルトが無く、スリングが3本だけのガバガバ・ワシワシルートでMikiは一撃したが、Matchは2回もテンションをかけてしまった。

 ビレーしているChoの「テンションノン(Tension on)」の掛け声がむなしく聞こえた。「なんだか、力が無くなっている・・」と言い訳をしてみた。(×_×;)

 全てが大きなホールドで力がなくならない限りは、ムーブも無く、落ちそうにもなく、どこでもレストできそうなルートで、あえて核心を言うなら2本目のスリングから3本目に向かう、左へのトラーバスかな?


Selee(One Two Three)6A


(ーー;) Mikiはクライミング開始日から6日目までノーテンション(一度も落ちなかったのだ)。Matchはテンションの嵐・・・「こんなにクライミングに集中できたことはない」(^_^)v って・・・帰国してからも、クライミングは負けてます。


Ton Sai Bay or Andaman の東側

Ton Sai エリアの情報を少し

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